甘茶ソウル・ファン失禁！ファミリー・サークル、73年の初アルバム

甘茶ソウル・ファン失禁モノのめくるめくダンサー～バラードから、フレッシュに弾けるジャクソン5・ライクなナンバーまで、掛け値なしにすばらしい！ ニュージャージーの兄妹ヴォーカル・グループ、ファミリー・サークル、1973年発表のファースト・アルバムが紙ジャケ・リイシュー！

ファミリー・サークルの1973 年のLP（Sky Disc）は、熱意のあるミュージシャンとフックでいっぱいのオリジナル楽曲に満ちあふれ、その時代のもっとも魅力的なソウルのまわりにぴんと張ったリングを描いている。ニュージャージー州ニューアークのジョージ、ジェイムズ、メアリー、ドン、デイヴィッドのシモンズ兄妹は、その軌道に有名スタジオ・ミュージシャン――セッション・ギターの巨人、コーネル・デュプリー、ギタリスト／ソングライターのビリー・ヴェラ、無比のドラマー、バーナード・パーディ――をもたらした熟練アレンジャーのジョージ・アンドルーズと、ビジネスの専門家、プロデューサーのランディ・アーウィンのもとに馳せ参じた。チャールズ・シモンズ作の「Well Runs Dry」はジャクソン5 でいっぱいの海につま先を浸し、「I Hope You Really Love Me」ではアル・グリーンのスタイルに寄り添っている（“stay together”）。オリジナルLPジャケットのバック・カヴァーで、セントラル・パークで印象的な服装に身を包み、親指を立ててヒッチハイクのポーズをとるボウリングとバスケットボール、そして空手を愛するシモンズ5 人組のことは誰も知らないだろう。だが、その活気に満ちた厚みのあるサウンド、ゴスペルでたたき上げたヴォーカルのチョップと、とても分かりやすいメロディは、誰もが耳にすることができるべきものだった。