ロンドンを代表する2大バンド、BO NINGENとサヴェージズがコラボ
最近のロックバンドは、規定のレールに乗っかり過ぎだ!決まりきった価値観をブチ壊せ!といった発想の元、実現したコラボレーション!
Bo Ningenサイドから声をかけて実現したコラボレーション作は、既存の価値観、音楽シーンやマーケットといった規定のレールや有り方自体に疑問を持ち、お互いの持ち味を相互作用によって生かし合う、ないものを引出し合うといったところをコンセプトに、いわゆる既成概念の破壊を意味するダダイズムの思想が根源に制作されたという。なんとも彼ららしい考え方だ。
そして37分にも及ぶ本作は、曲こそ一曲だが5つのチャプター分かれ、それぞれが独立し一つのストーリーを作り上げている。Bo NingenのTaigenとサヴェージズのジェニーが日本語とフランス語でポエトリーを読み上げるところからスタートし、徐々に2つのバンドが絡みあって回転していくさまは、まさに圧巻!後半にかけてはまさしく激しくバトルしあうような両者のパフォーマンス自体が目に浮かぶように交錯、凄まじく合いまみえる。正に彼らの言わんとする、“ダダイズム”、“相互作用”によって、ひとつのストーリーを作り上げたといえる超大作に間違いない!
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掲載: 2014年11月17日 18:52