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小沢健二、スチャダラパー、ヒックスヴィルなど「渋谷系」関連商品が続々リリース

90年代のニッポンが産んだ、極めて日本的なポップミュージックであり、そしてそのムーブメント「渋谷系」。その渦中にいた小沢健二、スチャダラパー、ヒックスヴィルらの関連作品が続々登場。おすすめ商品をまとめてご紹介いたします。
 

■小沢健二『超LIFE』
「渋谷系」を象徴する一枚『LIFE』の発売から20年を迎えた2014年。その記念にスペースシャワーTVでオンエアされた特別番組「超LIFE~小沢健二SPECIAL」がDVD化。スチャダラ、スカパラ、ヒックスヴィルらの証言により、『LIFE』というアルバムはいったいどうすごかったのか、ということが浮き彫りになる。あの頃へのタイムスリップ装置となること請け合い。DVD版の追加コンテンツとしてHi-8で記録用に収録されていた未公開のライブ映像2曲が収められているのがうれしい。

■スチャダラパー『1212』
「渋谷系」で一番有名な曲は?もしかすると2014年なら“今夜はブギーバック”なのかもしれない。小沢健二とともにこの「アンセム」を作り上げた日本ヒップホップ界のひとつのパイオニアであり特殊な存在、それがスチャダラパー。独自路線を歩み続けて25年、そんなスッペシャルなイヤーでも3人はいつもの調子、それがいい。

■ヒックスヴィル『WELCOME BACK』
ここ何年かはバッキングでの形でメンバーの名前を見ることが多く、早く新作出してよ、という気持ちは「渋谷系」時代に彼らの活躍をみていた人の多くが抱いていただろうけど、スチャダラが6年振りなら、なんとこちらは15年振りのアルバム。いやはや色褪せないエヴァーグリーンなまさに王道のポップスを作り出していた3人の新作は、往時から地続きのクオリティ。おかえり!
 

■野宮真貴『実況録音盤 野宮真貴、渋谷系を歌う。 Miss Maki Nomiya sings Shibuya-kei Standards』
直球のタイトルにやや驚くが、自らがヴォーカリストであったピチカートファイヴの“東京は夜の七時”や、コーネリアス“The Love Parade”、オリジナル・ラブ“月の裏で会いましょう”、小沢健二“ぼくらが旅に出る理由”といった「渋谷系」の名曲に加え、越路吹雪やユーミンなどの楽曲を 野宮流に歌い上げた2013年のビルボードライブ公演の模様を実況録音。改めて、野宮真貴から発せられる声の持つ意匠性の強さを感じられる一枚。
 

■ななのん『ななななのんのん』
その野宮とピチカート・ファイヴを組んでいた小西康陽プロデュースによる、なあ坊豆腐@那奈と前田希美の2人組のデビュー・シングル。タイトル曲は、まさに小西の真骨頂が発揮されたノベルティソング。いい意味で「テキトー」に作ったなぁと聴き続けると、いやこれは奥に深いメッセージが込められているのではないか、これこそ「メッセージソング」なのではないかとも思ってしまう。そして、カップリングにはピチカート・ファイヴ“ベイビィ・ポータブル・ロック”のカヴァーが収録、ツボ突いてくるなぁ。


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掲載: 2014年12月15日 20:17