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ディープ・パープル、第2期ラインナップで行われた71年ライヴが初公式音源化

Deep Purple

 

1968年のデビュー以来、ブリティッシュ・ヘヴィ・サイケデリック・バンドとしてコアな音楽マニアから支持を集めていたディープ・パープルが、世界的なハードロック・バンドへと華麗なる変貌を遂げたのは1970年のこと。イアン・ギランのパワフルなヴォーカルが加入したことによって、リッチー・ブラックモア(ギター)、ジョン・ロード(キーボード)の両リード・プレイヤーを中心とする演奏にも一段とスケールが増し、同年6月の『イン・ロック』、そして『ファイアボール』(1971年9月)と立て続けに傑作をリリースしていくことになる。

本作に収録されているのは、そんな彼らがまさに上昇気流に乗っていた1971年7月30日のカルフォルニア・ロング・ビーチにおけるライヴ・レコーディングである。日本のリスナーにはお馴染みの『ライヴ・イン・ジャパン』より約一年早いライヴということになるが、すでに『ファイアボール』を完成(同年5月)させたあとであり、演奏レベル、ライヴでのバンドの一体感やパフォーマンスは『ライヴ・イン・ジャパン』と比べてもなんら遜色がない内容だ。

第2期の楽曲としては『イン・ロック』から「スピード・キング」と「チャイルド・イン・タイム」、『ファイアボール』からは「ストレンジ・カインド・オブ・ウーマン」を披露、各曲インタープレイをたっぷりと聴かせるライヴ・レコーディングならではの緊張感溢れる演奏を聴かせてくれる。そしてデビュー・アルバム『ハッシュ』(1968年)からは「マンドレイク・ルート」が演奏されているのも今となっては貴重だ。

もともとFM放送向けに録音されていた音源を本作リリースにあたり最新デジタル・リマスタリングを実施。これまで一度も公式リリースされていなかったことが不思議なくらいな、まさに奇蹟の一枚がついにリリースとなる!

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タグ : ハードロック/ヘヴィメタル(HR/HM)

掲載: 2015年01月28日 11:37