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ドリーミー・ウィスパー・ヴォイスのパンキッシュなフランス・ギャル=SOKO(ソーコ)

アリエル・ピンク参加!

 

Soko

カリフォルニアの地に舞い降りた、ドリーミー・ウィスパー・ヴォイスのパンキッシュなフランス・ギャル――SOKO(ソーコ)。ロス・ロビンソンをプロデューサーに、アリエル・ピンクをデュエットの相手に迎え、夢と現を行き来するドリーミー・パンク・アルバム『MY DREAMS DICTATE MY REALITY』登場!

2012年デビュー・アルバム『I THOUGHT I WAS AN ALIEN』をリリースし、ここ日本でも注目を集めた彼女。アメリカでは2014年、そのアルバムに収録されている「We Might Be Dead by Tomorrow」が、ヴァイラル・ヴィデオ”FIRST KISS”にフィーチャーされた(本人もビデオに出演している)。そのビデオは、100,000,000回以上という驚異的な再生回数を記録し、「We Might Be Dead By Tomorrow」はいきなりビルボードのシングル・チャートのトップ10入りする快挙を果たした。また、スパイク・ジョーンズの映画に声の出演をしたり、セオフィラス・ロンドンやブライアン・ジョーンズタウン・マサカーのアントン・ニューコムのアルバムに参加したり、またアリエル・ピンクともコラボを行い、話題が絶えない存在となっている。

そして2015年。SOKOのニュー・アルバムが登場した。『MY DREAMS DICTATE MY REALITY』と名付けられた本作はSOKOのフェイヴァリット・バンドでもあるザ・キュアーをプロデュースした伝説的プロデューサー、ロス・ロビンソンを迎え、彼のヴェニス・ビーチにあるスタジオでレコーディングされた。そこで彼女は、ドリーミーな80's風のゴシック・ララバイと、カリフォルニアの太陽を身体いっぱいに取り込み、無防備なまでに自分をさらけ出した率直な歌詞と、ダークでドリーミーなパンク・サウンドを作り出していった。また本作ではベースを全て自分で手掛けた彼女、レコーディングでは何にでもコーラスとリバーブを足していき、マイクの前では自分が80年代のロバート・スミスの子供だと妄想しながら心血を注いだパフォーマンスを繰り広げたという。

前作の長い黒髪の少女風のイメージから一転、本作のジャケットでは、まるでアンディ―・ウォーホールのようなホワイト・プラチナ・ブロンドにブリーチした髪に、レザージャケットをまとった姿で登場している。その新たなスタイルと同様に、アルバムのサウンドも、ドリーミーなウィスパー・ヴォイスと、ダークでパンキッシュな要素が、どことなく70年代のニューヨーク・パンク・シーンを彷彿させる独特な世界を醸し出している。

さらにアリエル・ピンクとのデュエット「Lovetrap」では、まるで21世紀版バーキン&ゲーンズブルといったような、どこか退廃的でありながら、無垢な美しさのあるデュエットを披露している。この他、「Monster Love」にもアリエルが参加している。

本アルバムに自分の全てを注ぎ込んだという彼女は、過去の暗くて不幸な境遇や出来事を恍惚感のある、抑圧から解き放たれたパフォーマンスへと昇華させていった。アルバムの幕開けを飾る「I Come In Peace」は、生き残るための彼女のマニフェストであり、本作『MY DREAMS DICTAGE MY REALITY』全体が、過去の自分へのレクイエムでもある。そこで彼女は、自分が抱えていた魔物たちとおとしまえを付けているところに、聴くものを誘うのである。そんな彼女についてプロデューサーのロス・ロビンソンはこう語るのである。「SOKOにとって、音楽か死か、という問題なんだよ」

 

 

 

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掲載: 2015年03月27日 11:40