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伝説の室内楽アンサンブル、レイチェルズのピアニスト6年振りのソロ作

Rachel Grimes

 

ポスト・クラシカルの草分けともいえるポスト・ロック・バンド、レイチェルズのコア・メンバーとして長年活躍し、近年はソロ・アーティストとして世界中で厚い支持を得ている女性ピアニスト/作曲家レイチェル・グライムス。2009年リリースのソロ・デビュー・アルバム『Book of Leaves』から約6年、ついに届けられたニュー・アルバム。
 
ピアノとフィールドレコーディングのみのシンプルな構成で、レイチェルズ作品における静謐な美に焦点を当てたような前作に対し、本作は彼女が信頼を寄せる多くのゲスト・ミュージシャンとともに作り上げた作品となりました。アルバムのほとんどの曲に参加しているロスシルことスコット・モーガン(サウンド・プロセッシング)をはじめ、レイチェルズのクリスティアン・フレデリクソン(ヴィオラ)、シッピング・ニュースのカイル・クラブトゥリー(パーカッション)、リベレーション・プロフェシーのジェイコブ・ダンカン(サックス、クラリネット)、Monoやブロークン・ソーシャル・シーンの作品にも参加するアヴァンギャルド・チェリスト、ヘレン・マニー、シンシナティのヴァイオリニスト、スコット・ムーア、そしてオランダの弦楽オーケストラ、アムステルダム・シンフォニエッタのメンバーや、シェラックのボブ・ウェストン(マスタリング)などが多数参加し、ポスト・クラシカルやアンビエントからジャズやポスト・ロックまで、より多様で瞑想的な美をたたえています。
 
こころのなかのもっとも深い場所での記憶と関係性と謎を探求する曲がりくねった道をテーマにした本作では、いくつかの曲はインプロヴィゼーションで作られており、彼女の親密なピアノにストリングス、管楽器、ハープなどのテクスチャーと、ロスシルの手による巧妙なサウンド・デザインとが絡まり合い、美しさだけしかない、深みと広がりに敬服させられるでしょう。それはまさに作曲家レイチェル・グライムスにとって新たなステージと言えるとともに、不運にも止まらざるをえなかったレイチェルズの最後の作品『Systems/Layers』(2003年)の次に来てもおかしくないような痛切に胸を打つ名作です。
 
国内盤のみボーナストラック1曲収録。

 

タグ : ポスト・クラシカル

掲載: 2015年04月15日 13:26