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テレンス・ブランチャード、2年振り通算21枚目のアルバム

Terence Blanchard

トランぺッター/コンポーザーで第一線で活躍し続け、スパイク・リー監督作品の映画音楽でもお馴染みのテレンス・ブランチャードの約2年振り通算21枚目のニュー・アルバムは、新しいエレクトリック・バンド〈E-Collective〉での作品。ジャズ、R&B、ファンクとジャズ・フュージョンの融解はこれまでもやりたいことの一つであったが、納得のいく極上のミュージシャンを集めることができようやく実現!

オリジナル曲をメインに、スタンダード、さらにコールドプレイのカヴァーなどにも取り組んだ作品で、3曲PJモートンがヴォーカルで参加。こちらもジャズのニュー・チャプター的作品。

まだ30歳(2015年)のキューバ人ピアニスト=フェビアン・アルマザンは、2007年からブランチャードのバンドに参加。ブランチャード曰く「彼の世代の中で最も素晴らしい若き才能」とのことで、2014年DownBeat誌クリティックス・ポールも授与されている若きスター。ギタリストのチャールズ・アルトゥラは、チック・コリアの〈ザ・ヴィジィル〉にも参加している注目株。

ベースのドナルド・ラムゼイは、ヴァーサタイルなベーシストとしてよく知られ、主にニュー・オリンズで活躍、ドクター・ジョン、アーマ・トーマス、マーヴァ・ライトなどの作品に参加。ドラマーのオスカー・シートンは、ラムゼイ・ルイス、ドン・グルーシン、、ライオネル・リッチ―や、リー・リトナーの作品やライヴで活躍。

Terence Blanchard テレンス・ブランチャード
1962年3月13日、米ニューオーリンズ生まれのトランペッター/作曲家。音楽一家のもと4歳からピアノを始める。16~19歳でクラシック・トランペットを学ぶもジャズの魅力に惹かれ、エリス・マルサリスに師事。エリスの推薦で、82年にアート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズに加入。独立後、90年代は自己のグループを率いる一方でスパイク・リーとの親交を深め、『マルコムX』をはじめ数々の映画音楽を担当。2003年、名門ブルーノートに移籍。2007年の『A Tale Of God's Will』でグラミーを初受賞。2013年8月、アルバム『マグネティック』をリリース。

掲載: 2015年05月26日 19:19