カルト的な人気を持つ謎のサイケデリック・ガレージ・デュオ、リミニャナス
ザ・リミニャナスは、南仏ペルピニャン出身のライオネルとマリーのリミニャナ夫妻が2009年に始めたガレージ・デュオ。
2010年にタイ・セガールやMMOSSを送り出したシカゴの目利きレーベル、トラブル・イン・マインドからデビューを果たし、楽曲が『ゴシップ・ガール』に使われたり(CD1-TR2「Down underground」)、ホワイト・ストライプスのジャック・ホワイトとスタジオを共にしたり、主にアメリカを中心にブレイク。
2014年にはフランツ・フェルディナンドが名物「夜聴き」シリーズ『Late Night Tales』で「The darkside」(CD1-TR1)をカンとイアン・デューリーのあいだにフックアップ、そうそうたるトラックリストの中でぽつんとただ独り「誰コレ」状態で話題に。2015年初頭には同郷のトイ・ポップ鬼才パスカル・コムラードともコラボ作を発表、アヴァン系リスナーのあいだでも注目を集めていた。
本作は、バンドがこれまでに発表してきたセルフタイトル作(2010年ファースト、CD1-TR1~12)、『Crystal Anis』(2012年セカンド、CD1-TR13~23)、『Costa Blanca』(2013年サード、CD2-TR1~13)、『(I've Got) Trouble In Mind』(2014年シングル・未発表集CD2-TR14~25)という4枚の作品を二枚組CDにまとめあげた、仏ビコーズ・ミュージックからの世界デビュー盤。
どファンキーなベースラインにラーガなシタールが絡みまくるサイケ・チューンの「Tigre du Bengale」、秒速でソールドアウトしたトラブル・イン・マインドからの記念すべき初7インチ曲「Je ne suis pas tres drogue」の60sな感じもカッコいい!
ガレージ・マナーのローファイ・サウンドにどこかモンドでモッドでフレンチ・イェイェな無国籍ムードがドッキング、サイケデリックでグルーヴィー、怪しくも踊れるクレイジーなグッド・ミュージックを満載!フランツやプライマル、ホワイト・ストライプスをもうならせたこの破天荒な音世界!一度ハマってしまうと脱出不可能!
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掲載: 2015年06月01日 16:33