プリンス率いるNPGのサックス奏者、スライ・フィフス・アヴェニューがデビュー
プリンス率いるNPG (The New Power Generation) のメンバーとしてレコーディングやツアーも行う大注目のサックス奏者、スライ・フィフス・アヴェニュー(Sly 5th Ave)が、Truth Revolution Recordsから放った衝撃的デビュー・アルバム『Akuma』が待望の日本流通!!
プリンスとのツアーやNYでのセッションで鍛え上げた最先端のジャズ・センスを元に、そのアフリカン・ルーツを掘り起した、熱っぽいアフロ・グルーヴが洗練されたアーバン・ミュージックへと昇華し生まれた極上のブラック・ジャズ・アルバム!
殿下との活動はもちろんながら、NYの若手ミュージシャンが集結したコレクティヴ=ザ・クラブ・カーサ・チャンバー・オーケストラを結成し、ドレイクやケンドリック・ラマー、リル・ウェイン、リアーナらアーバン・ブラックのヒット曲をジャズ・カヴァーしたEP『The Wrap Up』を発表するなど(マーク・ロンソンの「Uptown Funk」のカヴァーを発表し、それも話題に!!)、ジャズを超え、幅広くアーバン・ミュージック・シーンでの活躍が期待できる逸材である彼が、そのアフリカン・ルーツであるナイジェリアをテーマにしたジャズ・アルバムとしてリリースした本作。
パーカッシヴなリズム・セクションが徐々に熱を帯びていく中、管楽器が激しくブロウし、野性的なアフリカン・グルーヴを演出するタイトル・トラックの(5)、ブルックリンの男女デュオ、デニーシャ&シーンのデニーシャがヴォーカルとして参加し、ソウルフルな幕開けから、ブロークンビーツばりのドラムが暴れまわるアフロ・スピリチュアル・ジャズへと劇的な展開を見せる(9)など、黒く豊かなアフリカの大地と熱い太陽が頭に浮かぶような逞しいグルーヴが最先端のNY ジャズの感性によって端正な形でアーバン・ミュージックへと昇華されたといえる、極上のブラック・ジャズがずらりと並ぶ衝撃の音楽体験。
ヒップホップ世代によるジャズの中でも特に野心的なこの作品、ジャズ・ファンはもちろん、レア・グルーヴやファンク、ヒップホップ好きにも是非とも手にとって欲しい、黒さ満点の1枚です!!
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ハービー・ハンコック、ウェイン・ショーター、ケニー・バレル、ジェラルド・ウィルソン…錚々たるジャズ・ジャイアンツ達に加え、チャカ・カーン、ローリン・ヒル、スヌープ・ドッグのバック・バンドを務め、ジャンルの垣根を越えてその才能を開花させてきたLAジャズ最重要プレイヤーのひとり、カマシ・ワシントン(sax)が、フライング・ロータス制作総指揮のもと完成させた3枚組170分超えの特濃リーダー作『The Epic』!
オススメのコンピレーション!
21世紀以降のシーンを網羅した新世代ジャズのガイド本「Jazz The New Chapter」監修者の柳楽光隆氏がコンパイルした公式コンピCD第2弾『Jazz The New Chapter 2』!ロバート・グラスパー・エクスペリメント、ダイアン・リーヴス、エスペランサ・スポルディング、アンブローズ・アキンムシーレ、ジェイソン・モランなど収録!
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橋本徹(SUBURBIA)氏の監修・選曲『フリー・ソウル~2010s・アーバン・ジャズ』!1970年代周辺のニュー・ソウル/メロウ・グルーヴ~ディアンジェロ/エリカ・バドゥに代表されるネオ・ソウル~ATCQ (A Tribe Called Quest) やJ・ディラなどのヒップホップを通過した最新型のジャズがここに!
掲載: 2015年06月10日 19:00