英国が生んだ究極のメタル・アクト、アイアン・メイデンの最新作
1980年のデビュー以降、ヘヴィ・メタル・シーンを確立し、牽引し続け、今なお絶大な影響力と存在感を放つ史上最強のメタル・バンド、アイアン・メイデン。現在まで15枚のスタジオ作品や数々のライヴ・アルバム、ベスト・アルバムなどを発表し、累計アルバム・セールスは実に9,000万枚を突破し、ヘヴィ・メタルという範疇を超えたロック・アーティストとしてシーンに君臨する彼らが、通算16作目となる『魂の書~ザ・ブック・オブ・ソウルズ~(原題: THE BOOK OF SOULS)』をパーロフォン・レコーズ/ワーナーミュージック・ジャパンより発表!
今作『魂の書~ザ・ブック・オブ・ソウルズ~』は、2014年後半から、彼らの長年のパートナーでもあるケヴィン・“ケイヴマン”・シャーリーをプロデューサーに迎え、パリにてレコーディングが行われ、2015年に入ってから、最終作業が行われていた作品だ。2015年の前半には既にほぼ完成していたという今作だが、今年に入ってヴォーカリストのブルース・ディッキンソンの腫瘍が発覚したため、バンドは彼に治療に専念してもらい、アルバム発表への準備を十分に行えるように回復するまでアルバムの発表を見送ろう、と決断していた。先日、彼の腫瘍も完治し、十分に回復してきたため、遂にこの最新作を発表することとなった。
衝撃的なアルバム・ジャケットは、過去にもアイアン・メイデンの作品を手掛けていたマーク・ウィルキンソンが担当、アルバムには全11曲が収録されるが、全部で92分にも渡る大作となったため、アイアン・メイデン史上初の2枚組のスタジオ・アルバムという形でリリースされる。過去の作品と比較すると、ソングライティングにおいてより幅広く分担された作品だと言える。ベーシストでありバンドの創立メンバーでもあるスティーヴ・ハリスは7曲のソングライティングに関わっており、内6曲はギタリストとの共作、1曲は彼一人で書き上げた曲となっている。また、1984年に発表した『パワースレイヴ』以降初となる、ヴォーカリストのブルース・ディッキンソンの手による楽曲を2曲収録、内1曲は、アイアン・メイデンが今までレコーディングしてきた楽曲の中でも最も長い楽曲となっている。残りの2曲は、ブルース・ディッキンソンとギタリストのエイドリアン・スミスの共作によるものだ。
タグ : ハードロック/ヘヴィメタル(HR/HM)
掲載: 2015年07月02日 17:36