歌謡曲/演歌歌手が歌うジャズ特集
いわゆる歌謡曲や演歌を歌う歌手がジャズを歌うと、またその声とサウンドは新たな魅力をみせる。秋の夜長に沁みる良質の音楽をぜひ。
■由紀さおり&ピンク・マルティーニ『1969』
由紀さおり×ジャズ・オーケストラ・グループ、ピンク・マルティーニのコラボレーション・アルバム。今作は日本のヒット曲サウンドの斬新さ、着想の良さに注目したピンク・マルティーニがリ・アレンジ。2012年大晦日の紅白での熱演も記憶に新しい。
■美空ひばり『ひばりジャズを歌う ~ナットキング・コールをしのんで』
“スターダスト”“ロンリー・ワン”などのジャズ・スタンダードをお嬢が歌う。随所に見え隠れするひばり節が絶妙、オリジナルを超えたオリジナリティ溢れる仕上がりの1965年作。今より半世紀も前にこんな作品が世に出ていたとは。
■フランク永井『フランク、ジャズを歌う』
日本随一のムード歌謡歌手、フランク永井が自慢の低音を駆使して歌い上げるジャズ&ポピュラー・ソングの名唱ばかりをコンパイルした2枚組アルバム。1955年発売のデビュー曲「恋人よ我に帰れ」から30年の歩みを、スタンダード・ナンバーで振り返る決定盤。
ほかにも、沢たまき、青江三奈、伊東ゆかり、ジュディ・オングなど!
掲載: 2015年10月02日 19:53