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UKメタル・コアをリードするバリー・トゥモロー最新作

Bury Tomorrow

 

UKメタルコアシーンの代表格となったポーツマス出身の5ピース=バリー・トゥモロー。2006年の結成直後から勢力的なライブ活動を経てUKのインディ・レーベルBasick Recordsと契約、2009年に正統派メタルコアのお手本ともいえる内容のデビュー作『Portraits』をリリース。メタルコアの本場アメリカでも名門Artery Recordingsからアルバム・リリースを果たし、ATTACK ATTACK!、BREATHE CAROLINA、I SEE STARS、ASKING ALEXANDRIAらとの全米ツアーも成功させ、全米進出を果たすなかPIERCE THE VEIL、Confide、CROSSFAITHらと“VERSUS TOUR 2010”に出演するためデビュー作のリリースのみで初来日を実現させている。

ダニエルの存在感ある絶叫ヴォーカルと、ジェイソンの男臭いソウルフルなヴォーカルの対比をメタルコアに取り入れた独特なスタイルを武器に世界中に強固なファンベースを確立していくなか、2012年にメロディを強化したセカンド・アルバム『The Union of Crowns』をヨーロッパ最大のメタル・インディーレーベル=Nuclear Blastから発表。リードギタリストの交代劇を乗り越え完成させた、過去最高レベルの攻撃性をもつ2014年のサード・アルバム『Runes』ではUKロックチャートでは見事1位。総合チャートでも34位という、このジャンルでは驚異的なチャートアクションをみせる。ここ日本でも注目が集まるなか、Monster Energy Outburn Tour2015にも抜擢され5年ぶりに来日、FACT、CRYSTAL LAKEと共にオーディエンスを圧倒するステージを東名阪で繰り広げた。

着実に、確実に成長と進化を遂げているバリー・トゥモローの4作目にあたる今作も申し分ない内容である。ヘヴィで緩急自在のブレイクダウンをきっちり取り入れたメタルコア・マナーに忠実なスタイルはブレることなく、メロディックでドラマチックな展開と突進力で魅了する楽曲はメタルファン必聴の内容。“301”ではヘイトブリードのジェイミー・ジャスタがゲスト・ヴォーカルとして参加、熱い咆哮を聴かせている。

「過去3枚のアルバムは、今作につながる3部作のような位置にあって、今作こそがバリー・トゥモローのアルバムといえる。ファンが求めているもの、そして俺たちが求めるものがここにはあるんだ!」と、フロントマンのダニエルが語るように手ごたえ十分の内容だ。

 

 

 

 

 

タグ : ハードロック/ヘヴィメタル(HR/HM)

掲載: 2015年12月07日 18:34