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数量限定特価!チェリビダッケ&ミュンヘン・フィルのブルックナーBOX(3DVD+2CD)

チェリビダッケのブルックナー

入魂のブルックナー演奏をDVD化
~2012年初発売時のインフォメーションより

チェリビダッケがその晩年にもっとも頻繁に取り上げたのがブルックナーの交響曲でした。日本を含む世界各地への演奏旅行でも必ずブルックナーの交響曲をプログラムに入れることで、チェリビダッケ=ミュンヘン・フィル=ブルックナーの名は不可分のものとなったのです。1980年代後半から映像制作に積極的に乗り出していたソニー・クラシカルは、このコンビによるブルックナーの主要交響曲を映像収録してソフト化するプロジェクトを立ち上げ、録音を忌避していたチェリビダッケを説得し、1990年10月の日本公演に際して交響曲第7番と第8番を、1991年11月に地元ミュンヘンで第6番を収録しました。チェリビダッケがミュンヘン・フィルの首席指揮者に就任してからすでに10年以上が経っていたこの時期はまさにこのコンビの絶頂期にあたり、細部まで指揮者の意志が浸透し、緻密に磨き抜かれた究極の演奏が現実のものになっていました。その最上の成果を刻み込んだこれらの演奏は、収録から20年以上経った今もなお「世紀の名演」「音楽の世界遺産」と称するにふさわしいものです。1993年にはレーザーディスク(および海外ではVHSソフトとしても)ソニー・クラシカルから発売されましたが、1996年の再発売以降は廃盤となり、入手困難な状況が続いていました。日本からもソニー・クラシカル側に対して再三DVD化の要請を出していたにもかかわらず具体化することはありませんでしたが、今年生誕100年を機に、遺族の承認のもと、晴れて正式にDVD化されることになりました。グレン・グールドのCBC映像やホロヴィッツのDVD化を手掛けたベルリンのb-sharpスタジオで映像・音声のマスタリングとオーサリングが行われています。
さらに今回のボックス化に際しては、これまでどんな形でも発売されたことのない交響曲第4番「ロマンティック」をDISC4+DISC5にCD2枚組で収録しています。これは1989年2月、ウィーン・ムジークフェラインザールでの演奏会をソニー・クラシカルが収録したもので、生前からその存在は知られながら、これまで未発表だった幻のライヴ録音です。演奏時間は I.=22:34 /II.=18:17 / III.=11:17 / IV.=31:42で、トータルが83:50となっており、EMIから正規盤として1996年に発売された1988年10月のミュンヘン、ガスタイクでのライヴ(I.=21:56 / II.=17:34/III.=11:03 / IV.= 27:52 TOTAL=79:12 )よりもトータルで4分以上長く、それゆえ収録にCD2枚を要しています。これはおそらく残響の豊かなムジークフェラインの音響効果を考慮してのテンポ配分と思われ、30分を超える巨大な造形によるフィナーレでは、極遅のコーダで管のコラールを支えるチェリビダッケ独特の弦の刻みに施されたアクセントがどう実現されているか、期待が高まります。収録担当はトリトヌスの名コンビ、シュテファン・シェルマンとアンドレアス・ノイブロンナーです。
(ソニーミュージック)

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掲載: 2015年12月15日 13:00