桃源郷ポップ・マジック再び!ハイ・ラマズ約5年振りの新作
最上のアレンジとハーモニーを備えた、素晴らしく温もり溢れるポップ・ソングを享受する時がまたやってきた!
2、3年前、ショーン・オヘイガンは、新しいハイ・ラマズの音楽は物語、物語のコレクションによって推進されるだけでなく、演劇として最初に披露されなければならないという発想を得る。『ヒア・カムズ・ザ・ラトリング・トゥリーズ』には、ショーンがそれまでに彼の地元、南東ロンドンのペッカムで出会った、いく人かは実在の、いく人かはそうでもない6人のキャラクターが登場する。最初に2014年6月にペッカムで、2014年10月に、ロンドンのコヴェント・ガーデンのトリスタン・ベイツ・シアターで一週間にわたって披露された。これは、それらの物語のサウンドトラックである。機知と技巧に富んだ音楽的手腕とともに、ショーンとハイ・ラマズは1992年以来、10枚にわたるアルバム・リリースで進化させてきた“ラマズ”印のサウンドで、すばらしい音楽的スケッチを作り上げてきた。ショーン・オヘイガンのやさしいヴォーカルと、エレクトリック、アコースティック、シンセ、多彩な楽器の群列は、リスナーをイギリスの週労働時間の控え目な浮き沈みへ届けるために配置されている。驚きに対する鋭く、思いやりのある見解がページの間にすべり込み、あまりにも頻繁に、日常生活のなかを通りすぎていく。さあ、ハイ・ラマズの桃源郷ポップ・マジックに酔いしれよう!