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ドイツの背徳の黒煙に燻されたエクストリーム・デュオ=マンターが日本に舞い降りる

タグ : ハードロック/ヘヴィメタル(HR/HM)

掲載: 2016年03月07日 20:12

Mantar

 

2012年、ブレーメンで結成。ハンノ(ギター、ヴォーカル)、エリンチ(ドラムス)というミニマルな編成の彼らは“ブラック・メタル・ドゥーム・パンク”を標榜、ハンブルクに拠点を移して発表した2014年のデビュー・アルバム『Death By Burning』(日本未発売)でアンダーグラウンド・シーンを揺るがした。そして2016年、『オード・トゥ・ザ・フレイム』で、彼らは世界を闇の焦土と化す。

彼らにとって、“フレイム=炎”はアルバムを貫くテーマだという。「炎にはすべてを浄める力がある。地上のすべてを焼き尽くすことで、あらゆる病魔を滅することが出来るんだ。さらに炎は情熱と強固な意志を象徴する」

不穏なドゥーム・ノイズと轟音ギターの襲撃が空間を埋め尽くし、乱打されるドラムスがプリミティヴな衝動を呼び起こすマンターのサウンドは、ブラック・メタルにも通じる部分があるが、彼らは反キリスト教的思想を否定、より根源的な暗黒音楽を追求している。ドゥームとパンク/ハードコアの融合という点ではスラッジコアとの共通点も感じられ、随所でフューネラル色も漂わせている一方で、ロックならではのドライヴ感も兼ね備えているのが個性だ。

ライヴ・パフォーマーとしても評価の高い彼らは母国ドイツのみならずオランダの『ロードバーン・フェスティバル』、ドイツの『ヴァッケン・オープン・エアー』、アメリカの『SXSW』『メリーランド・デスフェスト』などに出演、絶賛を浴びている。

2人編成であることのハンディを感じさせない大轟音のライヴ・パフォーマンスでアンダーグラウンドの支持を得ている彼らだが、デュオならではの音の隙間を生かした立体的なサウンド・プロダクションも効果的であり、2016年型メタルの新しい可能性を示唆している。

ホワイト・ストライプスやロイヤル・ブラッドを挙げるまでもなく、現在のロック界ではデュオ編成のバンドがひとつの潮流となっている。メタル界においてもオムやジュシファーなどがそれぞれ2人で、既成概念に囚われない自由なアプローチでメタルを再定義している。マンターの『オード・トゥ・ザ・フレイム』もまた、メタルの新しい可能性を切り開くことになるだろう。