Yuna、VERVE移籍第2弾が遂に登場
2012年、USデビュー盤となったセルフ・タイトルEP『Yuna』からのシングル<Live Your Life>がPharrellによるプロデュースということもあり、日本でも話題になった女性シンガーソングライター、YunaのVERVE移籍第2弾が登場。
本作『Chapters』は、これまでで最もパーソナルな作品で彼女の新しい面も垣間見ることのできる強力盤。 これまではフォーク、ジャズ、ポップスからの影響が強かったが、本作はびっくりするような伝説的コラボレーターたちが参加し、新しいレトロ・フューチャリスティック・アーバン・グルーヴともいえるような新しい音楽を彼女自身が作り出している。
本人曰く「ただ新曲を集めただけという作品ではなく、一体化した作品なの。これまでの作品とは全く違うものなの」。
本作はサウンド的にもヴィジョン的にも初めて自伝的内容となっている。「19歳から音楽を発表し始めて10年、今作の楽曲はこの間に自分が人生で学んだことを歌ってるの。これまでの作品よりもちょっと暗いかもしれないしほろ苦い部分もあると思うわ。でも、もちろんポジティヴィなメッセージもあるわ、それが大事だし私の大部分はそっちよ」。
自分の人生と思い出を振り返る作業で、音楽的にも自分のルーツを振り返ることを初めてしたら、90年代のヒップホップとR&Bへの愛が自分が音楽を作るときにインスパイアされていると再発見したとのこと。
Brandy、Monica、Aaliyahなどのグルーヴ が大好きな彼女はそのオリジネーターや最近のイノヴェーターたちにコンタクトをとる。ヒップホップの伝説 DJ Premierがサンプリングを提供してくれた「Places to Go」は初期の Mary J. Bligeを髣髴とさせる。「みんな私がDJ Premierと1曲やってるって言っても信じてくれないの!」。
バラード「Crush」ではR&BアイコンのUsherとデュエット、また「Used to Love You」ではJhene Aikoとデュエット。「Usherの「Confessions」は私も最も好きな曲の一つ。大好きな音楽ヒーローが参加してくれるだけで最高だけど、でも自分の全てを出してくれたわ」。
Aikoが「Used to Love You」に参加したのはグラミー賞にもノミネートされたプロダクション・デュオでAikoやMiguelなんかを作っているFisticuffsを通じて実現できたそう。
「Aikoはスタジオに入ってきてすぐに会う場らしいコーラスを聴かせてくれた。彼女が私のアルバムに参加してくれたのはとても重要なことだったの。彼女の声が大好きだし、ずっと彼女の声を聴いていると、まるでサウンドトラックのようでそれがこの作品を作るまでリードしてきてくれたの」。
さらにVerveの社長であるDavid Fosterとの共作曲「All I Do」も収録!
タグ : ソウル/R&B
掲載: 2016年04月07日 11:04