才女ジョシー・アダムズ率いるアーク・アイリス新作『ムーン・サルーン』
セルフ・タイトル・デビュー・アルバムのリリースから2年、元ザ・ロウ・アンセムの才女ジョシー・アダムズによる新プロジェクト、アーク・アイリスがセカンド・アルバム『ムーン・サルーン』を完成させた。今作はバンドによるセルフ・プロデュース、ミックスを手がけたのはFKAツイッグスやカリブーらとの仕事で知られる敏腕エレクトロ・プロデューサーのデイヴィッド・レンチ。
バンドいわく、今作は現代人が抱える日々のジレンマに寄り添う連作歌曲。レコーディングの数ヶ月前にニューハンプシャー州最大の湖ウィニペソーキーのある島に滞在し、ソングライティングに励んだというJocie。電気も水道も携帯電話もないところで1週間、ベッドとアコースティックギターだけ存在する山小屋で過ごした。そこで書かれた曲をメンバーに持ち帰り、サウンドのレイヤー付けや、さらなるアイディア出しをすることによって“アーク・アイリスの世界観へと変貌させた”のだという。
「色んな意味でこのセカンド・アルバムはアーク・アイリスのバンドとしての音楽的冒険を反映している。よりヘヴィーで奥深いんだ」。そう語るのは、バンドのキーボーディストZach Tenorio-Miller。今作を通して彼らはオーガニックでアコースティックな楽器と幾層にも重なったエレクトロ・サウンドという2つの異質なジャンルを非常にうまくマッチさせている。
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掲載: 2016年07月13日 18:40