今なら10%オフ!スコーピオンズのライヴ映像作品とヒストリー映像ドキュメントが2in1パッケージ化
2010年に活動停止を宣言し、1年半におよぶフェアウェル・ワールド・ツアーを行ったスコーピオンズ。『ライヴ・イン・ミュンヘン2012』にはその最終公演である2012年12月17日、ミュンヘンのオリンピック・ホールでのフル・ライヴが収録されている。このライヴの完成度の高さと観衆からの凄まじい反響に彼らは驚き、活動停止を撤回するが、本作ではラスト・コンサートとなったかも知れない特別なステージを体験することが可能だ。『蠍団とどめの一撃 Sting In The Tail』(2010)のタイトル曲からスタートするショーでは、全世界で最も高い人気を誇るロック・バンドである彼らならではの名曲の数々を披露。“ロック・ユー・ライク・ア・ハリケーン”“スティル・ラヴィング・ユー”“ビッグ・シティ・ナイツ”“ノー・ワン・ライク・ユー(官能の夜)”そして“ウィンド・オブ・チェンジ”などは、スコーピオンズというバンドがハード・ロックの歴史に残した偉大なる足跡を我々に再認識させるものだ。世界を掌中に収めた1980年代以降、マティアス・ヤプス加入後の楽曲をメインにしながら、『暴虐の蠍団/テイクン・バイ・フォース』(1977)からの“空を燃やせ”をプレイするというサプライズもある。
また、『フォーエヴァー・アンド・ア・デイ』はスコーピオンズの半世紀の軌跡をたどったドキュメンタリー。1973年、初のテレビ出演時の“ディス・イズ・マイ・ソング”(ギターはウリ・ジョン・ロート)、デビュー・アルバム『ロンサム・クロウ』から“アイム・ゴーイング・マッド”のミュージック・ビデオ、1978年の初来日公演のオフショットや1983年のUSフェスティバルでの37万5千人の大観衆を前にしたライヴ・パフォーマンスなど、バンドの栄光の歴史を数々の映像で追っていく。
1988年に西側のロック・バンドとして初めて大規模なライヴを行った彼らは、1989年モスクワ・ミュージック・ピース・フェスティバルに出演。同年にベルリンの壁の崩壊も含む時代の変動を歌った“ウィンド・オブ・チェンジ”が全世界で1,400万枚という空前のヒットを記録し、その際に実現したミハイル・ゴルバチョフ元ソ連大統領とのインタビューを本作に収録。彼らが時代のターニング・ポイントの真っ只中にいたことを物語っている。
バンドのメンバー達に加えてルドルフ・シェンカーの弟であるマイケル・シェンカーやハーマン・ラレベルなどの元メンバー、ポール・スタンレー(KISS)、ドン・ドッケン(ドッケン)、ウラジミール・クリチコ(ボクシング世界チャンピオン)らの談話を交えなが綴られる物語は、スコーピオンズというバンドの本質を表現するものだ。
タグ : ハードロック/ヘヴィメタル(HR/HM)
掲載: 2016年07月22日 13:10