今なら10%オフ!ナイト・レンジャー、35周年記念の最新ライヴがパッケージ化
2016年5月7日、シカゴのハウス・オブ・ブルースで行われたスペシャル・ライヴは、1980年代の日本公演でオープニングを飾ったこともある「タッチ・オブ・マッドネス」からスタート。「ドント・テル・ミー・ユー・ラヴ・ミー」「ロック・イン・アメリカ」など名曲の数々が惜しげもなく繰り出され、「グローイング・アップ・イン・カリフォルニア」「ハイ・ロード」など近年のナンバー、そしてアルバムに先んじてプレミア演奏される新曲「デイ・アンド・ナイト」も観衆から熱く迎えられ、彼らが現在もクリエイティヴな運動体であることを証明した。
バンドの演奏も絶好調だ。ブラッド・ギルスのトリッキーなアーム・プレイを交えたギター・ソロはさらに磨きがかかり、その個性とテクニックはナイト・レンジャー・サウンドに欠くことの出来ないものとなっている。幾多のアメリカン・ハード・ロック/メタル・バンドで活動、ナイト・レンジャー加入直後の2014年の来日公演にも同行したケリ・ケリーも前任者たちのスタイルを踏襲しながら縦横無尽に弾きまくり、「ロック・イン・アメリカ」では8フィンガー奏法も見せている。そんなリード・プレイの数々はきっちり手元がアップで映し出されており、彼らのソロの真髄を検証することができる。さらに、ジャック・ブレイズのヴォーカルも見事なハリで観客を魅了。このライヴの2週間前に亡くなったプリンスの思い出を語るステージMCもあり、 まさに2016年のナイト・レンジャーを切り取った映像作品となっている。
21世紀に入ってコンスタントに来日公演を行い、最強のライヴ・パフォーマーとして知られる彼らだが、フル・ロック・ライヴ映像作はなかった。本作は観客との密接な距離のクラブ・ギグの全貌をとらえた決定盤。2017年には新作アルバム、ワールド・ツアーも予定されるなど、さらなる高みを目指していくナイト・レンジャー。その新たなる船出のスタートとなる一枚。
【メンバー】
ジャック・ブレイズ(ベース/ヴォーカル)
ケリー・ケイギー(ドラムス)
ブラッド・ギルス(ギター)
ケリ・ケリー(ギター)
エリック・リーヴィー(キーボード)