ザ・フレーミング・リップス、約4年振りとなるニュー・アルバム
オルタネイティブから、サイケデリック、スペース・ポップ、はたまた実験的かつ前衛的なアプローチで世界中のリップス中毒者から熱い支持を受け、2002年発売の『ヨシミ・バトルズ・ザ・ピンク・ロボッツ』では自身最高の売上を記録し、グラミー初受賞の快挙も成し遂げた米オクラホマのロック・バンド=ザ・フレーミング・リップス。そんな彼らが前作『Terror』から4年振りとなるニュー・アルバムをVo.ウェイン・コインの誕生日でもある2017年1月13日にリリース。アルバム・タイトル『Oczy Mlody』(=オクシィ・ムロディ)とは「eyes of the young」の意味を持つポーランド語。その語感からはオピオイド系の鎮痛剤のひとつ、Oxycodone(=オキシコドン)連想させる。ウェイン・コイン曰く「シド・バレットがエイサップ・ロッキーに出会って、二人そろって未来のおとぎ話に囚われてしまった」ようなサウンドは、これまで同様実験的、しかしメロディアス。言語表現を超越した視覚聴覚世界がここに。国内盤にはボーナス・トラックを収録。