ザック・ブラウン・バンド、自らのルーツに立ち戻った約2年振りの新作『WELCOME HOME』
2002年に活動をスタートし、今までに6枚のスタジオ・アルバムと2枚のライヴ・アルバム、そしてベスト・アルバムなどを発表し、2010年以降に発表した3枚のアルバムを全て全米No. 1に送り込み、3つのグラミー賞を含む数々の音楽賞を受賞する、今最も熱く最も絶大な人気を誇るアメリカン・カントリー・ロック・バンド、ZAC BROWN BANDが、新たにElektra Recordsと契約を交わし、再びWarner Musicグループより最新作『WELCOME HOME』を発表する!おかえり、ZAC BROWN BAND!
メジャー・デビュー作となった『THE FOUNDATION』(2008年作品、5xプラチナムを獲得)、そしてロックやレゲエのテイストを持ち込みカントリー・バンドからアメリカン・ロック・バンドへとそのフィールドを広げることとなった『YOU GET WHAT YOU GIVE』(2010年作品、プラチナム獲得)、サザン・ロックやジャム・バンド的な側面を取り入れた『UNCAGED』(2012年作品、プラチナム獲得)、そして洗練されたスタイリッシュなサウンドやアイリッシュ・トラッドなどを貪欲に取り込んだ前作『JEKYLL AND HYDE』(2015年作品、プラチナム獲得)、そしてDave Grohlをプロデュースに迎えたプロジェクトEP「The Grhol Sessions Vol.1」(2013年作品)など、作品を発表する毎にルーツとなるサウンドを揺るがすことなく、貪欲に様々なスタイルを取り入れて成長し続け、今や全米No. 1バンドの一つとして挙げられるほどの存在感と人気を誇る彼ら。今回発表するこの最新作は、アルバム・タイトルが語る通り、彼らのルーツに立ち戻り、『THE FOUNDATION』の世界観に通じる、ピュアなアメリカン・カントリー・ロックが展開する作品だ。
プロデュースを担当するのは、Chris StapletonやSturgill Simpson、Jason Isbellなどを手掛けるこちらもグラミー賞受賞経験者、Dave Cobb。彼とタッグを組んで制作されたこの『WELCOME HOME』に収録されている10曲は、その「ルーツへの帰還」というテーマが見事に反映された楽曲となっている。父親と息子の変わらない関係性を描いた胸を刺すような「My Old Man」や、ツアー生活と家でのゆったりとした生活のはざまに揺れる思いを歌った「2 Place at 1 Time」、始まりの日から現在にまで至る自身の旅路への誇りを歌う「Roots」など、全米トップ・バンドとなった彼らが自らの出発点を見つめ直し、じっくりと作り上げられた楽曲がたっぷり収録されているのだ。また、今までの作品同様、彼らが敬愛する楽曲のカヴァーももちろん収録、今回選ばれたのは、John Prineの「All The Best」だ。
バンドのフロントマンであるZac Brownは今作に関してこうコメントを残している:「このアルバムは今まで俺達が発表してきたどの作品よりもパーソナルなものだ。とても誇りに思っているよ」
掲載: 2017年03月29日 16:50