ビリー・コーガン(Billy Corgan)こと、ウィリアム・パトリック・コーガン(William Patrick Corgan)がソロ・アルバム『Ogilala』をリリース
90年代、その特異なメロディ・ラインと圧倒的なサウンドでオルタナティヴ・ロック・シーンの旗手となり、その後のロック・シーンにおける重要アクトとして位置づけられるスマッシング・パンプキンズ。その中心人物でありフロントマン、ビリー・コーガンが、本名ウィリアム・パトリック・コーガン名義でのソロ・アルバム『Ogilala』をリリースする。
スマッシング・パンプキンズ解散後にビリー・コーガン名義で発表したファースト・アルバム『The Future Embrance』では、エレクトロニック・サウンドにシューゲイザーを思わせるヘヴィなディスト―ション・ギターを乗せた作風となっていたが、本作はより彼の「メロディ」と「歌」に比重を置き、シンプルなアコースティック・ギターとピアノ、そしてストリングスといったサウンドで豊かな色合いを感じさせてくれる、シンガー・ソングライターとしての「ビリー・コーガン= ウィリアム・パトリック・コーガン」の力量を遺憾なく発揮した作品に仕上がっている。
アルバムに先駆けて公開された新曲「Aeronaut」でも、リッチなピアノにのせた彼のあの独特の声が見事なメロディを紡いでいき、まるで映画のような広がりに満ちたサウンドスケープが広がっていく、その見事なサウンドを堪能させてくれている。
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掲載: 2017年09月12日 12:31