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アクション・ブロンソン(Action Bronson)、最新作『Blue Chips 7000』が遂にCDで登場

Action Bronson

超メガトン級、XXXXLサイズの巨漢ラッパー、アクション・ブロンソン。クイーンズ出身の彼は、ラッパー/MCとして活躍する傍ら、元シェフという異色の経歴を生かし、グルメ・レポーターとして自身の番組「F*ck, That's Delicious」も持っているほど。しかもレシピ本まで出版している。その一方で、カルトな注目を集めるコメディ・ドキュメンタリーTV番組シリーズ「Traveling the Stars: Action Bronson and Friends Watch ‘Ancient Aliens’」 にも出演そており、現在HIPHOP界で最も忙しいMCの1人でもある。

そのアクション・ブロンソンの最新アルバム『BLUE CHIPS7000』が遂にCDで登場!8月25日に配信でリリースされた本作は、彼のミックステープ“BLUE CHIPS"シリーズの第3弾でもある。アルバムには、Big Body Bes、Meyhem Laurenなど「F*ck That's Delicious」にも登場する彼の仲間たちや、MMGの総帥、Rick Rossなどがフィーチャリング・アーティストとして登場。またプロダクション・クレジットには、The AlchemistやHarry Fraud、Party Supplies、Daringer、Knxwledgeなどが名前を連ねている。

ファンキーでレア・グルーヴっぽいループから、70年代ポルノ映画のサントラ風の音像、80sポップ・ロック・サウンドなど、タイトでアップビートなサウンドに、どこかユーモラスなリリシズムを湛えたアクション・ブロンソンのラップが絡んでいくスタイルは、本作において一層パワフルさを増しているようにも思える。

またアクション・ブロンソンといえば、そのインパクト特大のルックスとB級映画感満載のミュージック:ビデオも話題だが、今作でもその期待を一切裏切っていない。第一弾として公開された「The Chairman's Intent」のミュージック・ビデオは、70代のカンフー映画の手法をあちこち取り入れた作品で、映像には謎の暗殺者に扮したアクション・ブロンソンが腐敗したチャーニーズ・マフィアのボスとその手下と闘うというもの。アクション、スリル、サスペンス、お色気と4拍子揃った映像の監督を務めたのはアクション・ブロンソンとRik Coredo。ちなみにこのビデオは以前公開された「The Symbol」のミュージック・ビデオの続編的作品だそう。

2015年3月にリリースした前作であり、メジャー・デビュー・アルバムでもある『Mr. Wonderful』は、制作陣にマーク・ロンソン、ジ・アルケミスト、スタティック・スケルター、フィーチャリング・アーティストにチャンス・ザ・ラッパーを迎えた快作で、全米アルバムチャート初登場7位を記録。2016年9月には初来日を果たし代官山Space Oddで単独公演を行ったアクション・ブロンソン。異色の超メガトン級ラッパーの快進撃はまだまだ続くのだ!

タグ : ラップ/ヒップホップ

掲載: 2017年11月10日 15:52