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〈2017年アーティストの一番のお気に入りCDは?〉Kan INOUE[Ba](WONK)編

WONK

 

ジャズ、ソウル、ヒップホップをエクスペリメンタルに横断するWONKと、NYのフューチャー・ソウル・バンドのラヴ・エクスペリメントが、ネットを介したデータとテキストのやり取りのみで共作した実験的なアルバム。単独名義の楽曲とコラボ曲が混在するスプリット的な内容で、まず単独で際立つのはWONK の"The World Looks So Brand New"と、ラヴ・エクスペリメントの"Montreal"だ。ライヴ・バンドの躍動感とメロディアスさが発揮された前者と、ジュークを思わせる巧妙なビートに変幻自在なキム嬢の歌声が揺れる後者は、それぞれのスタイルを象徴する曲だろう。そんな双方の持ち味が融合するコラボでは、楽曲自体の良質さを緻密なエディットが飾る"You"や、長塚健斗とキムの歌唱にスポットを当てて甘く絡み合うデュエット"Baby Can't You See"など、お互いの素材の旨味を噛み砕いて引き出し合う様子が見られる。両バンドが実際に対面してのセッションがどうなるのか、続編も期待したい作品だ。
bounce (C)池谷瑛子

 

WONK × THE LOVE EXPERIMENT “BINARY” TRAILER

 

デビュー・アルバム『Sphere』のCDショップ大賞ジャズ賞選出や、米ブルーノートレコードを代表するアーティスト:Jose Jamesの新作参加など、2016年の音楽シーンを賑わせたWONK。日本のブラックミュージックシーンの新たな担い手として更なる注目が集まる中での発表となった本作は、WONKの持つ「2つの顔」が存分に表現された作品に仕上がっている。本作『Castor』はファースト・アルバム『Sphere』から1年、海外ツアーや各所国内フェスへの出演・媒体露出など、様々な活動を経て既に貫禄を見せるWONKが放つ、世界の音楽シーンに呼応する最先端のポップ・アルバム。全9曲収録。

 

本作『Pollux』はフィーチャリングアーティストにRITTO(MC), Epic(MC), Miki Hirose(Tp), 加えてNY のフューチャーソウルバンド"The Love Experiment"よりKim Mayo(Vo.) を迎えたエクスペリメンタル・アルバム。6月にデジタルリリースされたスマッシュヒット・シングル"Give Me Back My Fire"を含む全9曲収録。

WONK - Midnight Cruise

 

WONK - Gather Round feat. Matzuda Hiromu

 

▼選盤テーマ:2017年、一番聴いたCDは?

MELRAW『Pilgrim』

手前味噌で恐縮なのですが、我がレーベルepistrophから2017年12月リリースされた、マルチインストゥルメンタリスト安藤康平のソロプロジェクトアルバム。私がミックスを担当しているのだから一番聞いているのは当たり前なのですが、それを抜きにしてもいい作品なので皆さんに聞いていただきたいです。ジャンルや楽器の壁を飛び越える自由なサウンドをお楽しみください。

MELRAW「Fall」

 

▼選盤テーマ:2017年、一番気になったアーティストは?

Aminé『Good for You』

2016年、シングルCarolineのヒットが記憶に新しいAminé待望の1stアルバム。Carolineを初めて聞いた時の衝撃は忘れられず、トラックのシンプルさ、力の抜き具合、歌ありラップありのフレキシブルなパフォーマンスどれをとってもとてもクールだと思いました。ユーモアのセンスもあり、かなり好みです。新世代ラッパーとして今後も見逃せない存在になると思います。

Aminé「Caroline」

 

▼2017年印象に残った出来事は?

WONKとしては、2ndアルバムCastor&Polluxのリリース、セロニアス・モンク100周年トリビュートアルバムMonk's Playhouseの企画、NYのバンドThe Love Experimentとの共作Binaryのリリースなどやりすぎなほどに制作を進めた年になりました。ライブに関してもSummerSonicや東京ジャズ、Gemini Tourをはじめとして多くのライブを経験させてもらい、まさに激動の一年だったかと思います。

 

▼リリース&ライヴ情報

「Binary」のリリースツアーとしてThe Love Experimentとの合同ライブが、1/8ブルーノート東京、1/10ビルボードライブ大阪、1/11ブルーノート名古屋で予定されている他、WONK単体としても1/13APPI JAZZY SPORTをはじめとして、来年も精力的にライブを行う予定なので是非足を運んでください。

オフィシャルページURL:http://www.wonk.tokyo
オフィシャルツイッターアカウント:@WONK_TOKYO

 

カテゴリ : キャンペーン

掲載: 2018年01月09日 16:00