ビトゥイーン・ザ・バリード・アンド・ミー(Between The Buried And Me)、2部構成作品『AUTOMATA(機械人形)』の第1弾
もし君の夢が娯楽のために放映されるとしたら、君は果たして夢想家になるだろうか…?
テクニカルかつカオティックなヘヴィネスに満ちた強靱な音像を吐き出すプログレッシヴ・デス・アクト、ビトウィーン・ザ・ベリー
常に進化し続ける彼らが、新たな領域へと再び足を踏み入れる、驚愕の最新作にして、全2部からなる「AUTOMATA(機械人形)」作品の第1弾作品が遂に完成!「俺達は今までやってきたことを繰り返しはしない。常に何か違ったものを生み出そうとしているし、この作品もまさにその流れを踏襲したものとなっているんだ。俺達のベーシックなサウンドはそのままに、そこから新たな領域へと足を踏み入れていく。俺達自身も、どんなものになるのか、出来上がるまでわからないくらいだ」 ─ ポール・ワゴナー(g)
「毎週新しい音楽が出てきては消えていく。今の時代は音楽を簡単に手に入れることができるが、代わりに、リスナーが作品とじっくり向き合い、全ての展開を探っていくことは困難になってきている。だから俺達は新作を2部作として、それぞれ分けて発表することにした。俺達の音楽は濃密だしとても長いものだから、みんなには音楽に没頭するタイミングを二回作ってもらって、俺達の総てを注ぎ込んだ新曲にじっくりと向き合ってほしいんだ」 ─ トミー・ロジャース(vo)
2018年1月、新たにSumerian Recordsとの契約を交わし、同レーベルからの移籍第1弾作品となる、通算8枚目のアルバム『AUTOMATA I』。もし夢が娯楽のために放映されるとしたらどうなるだろうか、スクリーンに映し出される他人の内側にある考えを消費することができるのだろうか、もしできるとするならば、関心度の低い観客に対しどのようなメッセージを送れるのだろうか…、そして最も重要なことは、そんな状態の中で夢想家になどなれるのだろうか…? この非常に興味深いアイデアをサウンドへと発展させ、独自の手法で音像化させていったのが、この「機械人形」と題された最新作『AUTOMATA』だ。タイトルにある『I』からもわかるとおり、この作品は2部構成の作品となっており、この作品はその第一章となるもの。続編となる『AUTOMATA II』は、2018年夏頃のリリースを予定しているという。
作品を発表する毎に進化し続けるビトウィーン・ザ・ベリード・アンド・ミー。その進化/深化の度合いは、『AUTOMATA』物語の幕開けともなる、約7分弱にも及ぶ最新曲“Condemned To The Gallows”(現在公開中)を聴けば、はっきりと見えてくるだろう。アコースティック・ギターの調べからダイナミックなロック・サウンドへと展開し、その後不穏なエレクトロ・パートを挟んで怒涛のブルータリティが牙をむく…、その展開はまさに予測不能でありながら、圧倒的な説得力に満ちたヘヴィネスとなって、聴く者に容赦なく襲いかかってくる。他にも約8分に及ぶギター・シンフォニー“Yellow Eyes”や、至福のメロディが生み出すスパイラルにはまっていく“Millions”などまさに濃密なサウンドが詰め込まれている作品だ。
今回リリースされる『AUTOMATA I』、そして夏のリリースが予定されている『AUTOMATA II』。この作品で、ビトウィーン・ザ・ベリード・アンド・ミーは数々の地平線を僕達に提示してくれている。彼らが持つ潜在能力を引きだし、さらにその先へと足を踏み込んだこの驚愕の作品は、じっくりと彼らのサウンドに向き合う事が出来る贅沢な時間を与えてくれる、全メタル・ファン必聴のアルバムなのだ。