メロディーズ・エコー・チャンバー(Melody's Echo Chamber)、約6年振りのセカンド・アルバム
ネットで公開した楽曲がビーチ・ハウス、ステレオラブ、ブロンド・レッドヘッドなどドリーミー・ポップ・バンドを彷彿とさせると絶賛され、音楽系ブログで話題になり米音楽メディアSPINが7月度の「最優秀新人」に選出された。2012年にスピリチュアライズド、ユース・ラグーンを擁する米レーベル<Fat Possum>からセルフ・タイトル・デビュー・アルバムをリリース。テーム・インパラのフロントマン、ケヴィン・パーカーがプロデュースを手掛けたこの作品は海外メディアで絶賛を浴びた。そして約6年振りとなる本作『ボン・ボヤージュ』は、2015年にスウェーデンのネオサイケデリックバンド、ドゥンエン(Dungen)とメロディーが出会ったところから始まった。すぐさま意気投合しともに音楽制作をスタートさせることを決意。メロディーが2016年の冬にスウェーデンに移住し本格的アルバム制作がスタートした。歩いてすぐのところに湖がある自然豊な環境で信頼できる仲間と過ごすことで、メロディーは次第に自信を取り戻していったという。また、古くからの友人でもあるニコラス・オールブルック(元テーム・インパラ/現ポンド)もアルバムのセッションに参加し、結果“Quand Les Larmes D”が誕生した。ドリームポップの新星と言われた前作やフレンチ・ポップをベースにしながらも、サイケデリック/エクスペリメンタルなサウンドを取り入れ、曲の中で目まぐるしくサウンドが変化。テーム・インパラ・ミーツ・シャルロット・ゲンズブールと評したくなるような、彼女にしか成し得ないサウンドを是非堪能して欲しい。