ブラック・サバス(Black Sabbath )、7インチ・ボックス『Supersonic Years: The Seventies Singles Box Set』
1970年に衝撃のデビューを果たし、そのオカルト的なサウンドで世界中から絶大な支持を得、その後の音楽シーンの様相を一変させるほどの影響力と共に世界を呑み込んでいった、イギリスはバーミンガムが生んだ絶対的帝王、ブラック・サバス。オジー・オズボーン(vo)、トニー・アイオミ(g)、ギーザー・バトラー(b)、ビル・ワード(dr)の4人からなる彼らが鳴らすサウンドは「ハード・ロック」よりも激しく重いサウンドとして「ヘヴィ・メタル」と呼ばれ、現在にも脈々と続く全てのヘヴィ・ミュージックに絶大な影響を与え、「彼らがいなければその後のヘヴィ・ミュージック・シーンはなかった」とまで言われる、真のオリジネイターでありヘヴィ・メタルの創始者なのだ。
2017年2月に地元バーミンガムで行われたライヴを最後にその活動に終止符を打ったブラック・サバス。同年11月にはオジー・オズボーン在籍時に発表した初期全8枚のアルバムをコンパイルしたアナログ・ボックス・セットがリリースとなり、全サバス・マニアをうならせた彼らが、2018年6月、再びマニア心をくすぐるアイテムをリリースする! それが、前回のアナログ・ボックス同様、70年代のオジー・オズボーン在籍時に彼らが発表した7"シングルをコンパイルした、この全10枚組の7インチ・シングル・アナログ・ボックス・セット、その名も『SUPERSONIC YEARS: THE SEVENTIES SINGLES BOX SET』だ。
このシングル・ボックス・セットには、70年1月に彼らが発表した記念すべきデビュー・シングル「Evil Woman (Don't Play Your Games With Me)」から、世界中のチャートを席巻することとなった「Paranoid」、そして78年の「Hard Road」までを網羅した全10枚のシングルが封入されており、そこには「Iron Man」、「Sabbath Bloody Sabbath」、「Am I Going Insane」、「Hard Road」、そして「Symptom Of The Universe」といった楽曲のレアなシングル・エディット・ヴァージョンが収録されている。もちろん音源は、アルバム・ボックス・セット同様名手アンディ・スニープによるリマスター音源となっている。
世界各国から集められたシングルの中でも、激レアなジャケットや、このボックス・セット限定のジャケット絵柄を採用、さらには各シングルの詳細やジャケットのレア度、さらには音楽史的に最も重要なジャンルが誕生する瞬間の舞台裏などを詳細に記したライナーノーツも封入されており、マニア垂涎モノの内容となっている。
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掲載: 2018年05月14日 19:15