エディ・リーダー(Eddi Reader)通算11作目のスタジオ・アルバム『Cavalier』が国内盤でリリース
(c) Genevieve Stevenson
唯一のオリジナル・アルバム『ファースト・キッス』をもって、90年に突如解散をした、伝説的なグループ “フェアーグラウンド・アトラクション”のヴォーカリスト=エディ・リーダー。前作『ヴァガボンド』以来、4年振りのリリースとなる、通算11作目のスタジオ・アルバム『キャヴァリア』を10月24日に日本発売。今回、日本盤CDのみのボーナス・トラックとして「Beneath The Lights」、「Darling」の2曲が収録される。
トラッシュキャン・シナトラズのメンバーであり、夫でもあるジョン・ダグラスと共同プロデュースされた新作は、現代音楽と伝統的な音楽の両方からなり、エディ・リーダーの地元、スコットランド、グラスゴーにて2017年から丸1年をかけてレコーディングされた。誰かに聴いて貰うために、”歌”を始めてから40年のパフォーマンス・キャリアを持つエディが新たなピークを迎えることとなる作品でもある。
ブー・ヒュワディーン (ギター)、アラン・ケリー(アコーディオン)、イアン・カー(ギター)など、おなじみのエディの音楽仲間たちが新作には参加を果たしている。
前作『ヴァガボンド』のリリースから4年。その間、母でもあるエディは成長した子供たち2人の独立も経験。それをきっかけに生まれた新曲「Wonderful」に関して、「子供たちが青年期に入ると、親にはもう手助けできることはほとんどない――私はふとそんな風に感じたの。この世に生まれた子供たちが、ある年齢に至ったら、彼らをどうにかしようとせず、ただ放っておく。そんな姿勢を学ぶのはとてつもなく大変なことだったわ。厄介なことは、どれも楽しく素敵なハプニングであると捉えること。そんなメッセージを伝えることが、私が彼らに与えられるサポートね。子供たちをコントロールすることをあきらめたのが良かったのでしょう。それからは、我が家ではすべてうまく進み始めたように思えるわ」と語っている。
また、アルバムには、エディが伝統的な音楽を好む気持ちと、新しい音楽や歌を求める気持ちをうまくブー・ヒュワディーンが形にした「Old Song」、スコットランドの詩人ロバート・バーンズの曲「A Man’s A Man For A’ That」、エディが18歳の時に出会い、2018年に亡くなってしまった2人の子供たちの父親でもあるミルーに捧げた「There’s A Hole In The Desert Dear Darling (for our Milou Bessa)」などが収録されている。
また、最後にエディは以下のようなメッセージを残してくれた。
「これらの曲を発表できて、心から嬉しく思うわ。この年老いた女船乗りは、まだコンパスを片付けてはいないから。」
歌と共に人生を歩むエディ・リーダーの旅はまだまだ続く。
【国内盤仕様】
Blu-spec CD2
歌詞・対訳・解説付
ボーナス・トラック2曲追加収録
【収録曲】
1. Maiden’s Lament (An Charraig Donn)
2. Wonderful
3. Cavalier
4. Starlight
5. Meg O’ The Glen (for our Meg Thomson)
6. My Favourite Dress (for our Mary Keenan)
7. Deirdre’s Farewell To Scotland
8. Fishing
9. Maid O’ The Loch
10. There’s A Hole In The Desert Dear Darling (for our Milou Bessa)
11. A Sailor’s Farewell To The Sea
12. Old Song
13. The Loch Tay Boat Song (for Davy Steele)
14. Pangur Bán And The Primrose Lass
15. Go Wisely (for all our children and beyond)
16. A Man’s A Man For A’ That
Bonus Track For Japan
17. Beneath The Lights
18. Darling
掲載: 2018年10月11日 12:56