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フリー・ジャズの巨匠セシル・テイラー(Cecil Taylor)、1970年代の伝説的な2つのソロ・ピアノ・ライヴ音源が復刻

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フリー・ジャズ界での圧倒的存在感で知られ、2018年4月に亡くなったレジェンド・ピアニスト、セシル・テイラー。
1970年代に行われた2つのソロ・ピアノ・ライヴ音源がCELESTIAL HARMONIESの兄弟レーベルBLACK SUNより復刻リリース。

『インデント』
収録曲:
1.Indent: first layer
2.Indent: second layer (part 1)
3.Indent: second layer (part 2)
4.Indent: third layer
録音:1973年3月11日アンティオーク大学アンティオーク劇場,オハイオ州イエロー・スプリングス 収録時間45:45

自身としては40代半ば、現代音楽について学生と関わりを持った時期に行われたソロ・パフォーマンスの記録。初出はセシル・テイラー自身のレーベルUnit Coreからリリースされ、当時は収録時間の関係で“second layer part 1”および“part 2”が2つの部分に分かれていましたが、CDではこの分断された箇所が接続され、初めて当日行われた通りに連続して演奏を聴けるようになりました。

 

『サイレント・タン』
1.Abyss(First Movement)/Petals And Filaments(Second Movement)/Jitney(Thirdmovement)
2.Crossing(Fourth Movement)
3.After All(Fifthmovement)
4.Jitneyno.2
5.Afterall No.2
録音:1974年7月2日モントルー・ジャズ・フェスティヴァル 収録時間53:58

世界的に有名なスイスのモントルー・ジャズ・フェスティヴァルで行われた一大パフォーマンス。演奏は5つのムーヴメントにわかれており、その圧倒的なエクスプレッションに感銘を覚えます。過去に国内盤リリースもされており、1975年にはダウンビート誌上で「アルバム・オヴ・ザ・イヤー」を受賞しています。

セシル・テイラー2018年復刻盤エトセトラ

Poschiavo

1999年5月14日、スイスのスイス南東部に位置する自然に囲まれた村ポスキアーヴォにて行われた54分にわたるソロ・ピアノ・パフォーマンス。セシル・テイラーはこの時69歳、音楽的にもっとも円熟を迎えた時期ゆえその演奏は“神”のごとし。

 

Complete Live at the Cafe Montmartre

1962年のデンマークの名クラブ、カフェ・モンマルトルで収録された、セシル・テイラーの60年代の傑作ライヴ。本作は同年スウェーデンのジャズ・クラブ、ゴールデンサークルでの音源3 曲がボーナストラックとして追加された完全版。

 

The Complete Nat Hentoff Sessions

セシル・テイラーのキャンディド時代1960年代初頭の音源を時系列に沿って4枚のCDに編集・収録。監修はジャズ評論家のナット・ヘントフ。そこに1957 年のニューポートでライヴ音源他6曲のボーナス・トラックを追加。

 

Dark to Themselves

1976年、ユーゴスラヴィアのリュブリャナ・ジャズ・フェスでのパフォーマンスを収録。70年代のセシル・テイラーの人気盤のひとつであり、曲は1曲“Streams and Chorus Of Seed”のみの60分超えの長尺演奏。

タグ : リイシュー

掲載: 2018年11月02日 16:30