Electric Boys（エレクトリック・ボーイズ）ニュー・アルバム『The Ghost Ward Diaries』発売／コニー・ブルーム（VO/G）のインタビュー到着

グルーヴィーなロックとサイケデリックなテイストでここ日本でも大きな注目を浴びたスウェーデン出身のエレクトリック・ボーイズ。3枚のアルバムを残して解散するも、2011年に復活。現役感あるプレイと存在感を増したサウンドが魅力的な通算6作目、約4年振りとなるフルレングス・スタジオ・ニュー・アルバムが届けられた。

1988年スウェーデン、ストックホルムで結成。70’sのグルーヴ・ロックと60’sのポップとサイケデリックをルーツに持つバンドはボブ・ロック（METALLICA, BON JOVI, THE CULT, MOTLEY CRUE）をプロデューサー（アルバム内5曲）に迎えたアルバム『Funk-O-Metal Carpet Ride』で(1989)デビューを果たす。アルバムからのシングル”All Lips‘ N’ Hips”はビルボード・トップ20内へランク・イン、MTVではヘヴィ・ローテションとなり 一躍シーンへと飛び出す。

かのアビー・ロード・スタジオで録音されたセカンド『Groovus Maximus』を1992年に発売。シングル”Mary In The Mystery World”はビルボード30位圏内へランク・インし、彼らの人気を決定づける。続くサード『Freewheelin’』(1994)はスウェーデンの公式アルバム・チャートで16位まで上昇する。しかしこの後、バンドは惜しまれながら解散を表明。

シンガー兼ギタリストのコニー・ブルームはソロ活動を開始。2005年にはオリジナル・ベーシスト、アンディ・クリステルとコニーの2人はHANOI ROCKSへと加入し、バンドへ大きく貢献を果たす。

2009年にバンドは復活を宣言。2011年には17年振りとなった4作目『And Them Boys Done Swang』を発表、2014年には5作目『Starflight United』をリリースし、実力派らしいアルバムを創り上げた。

Monsters Of Rock Cruise参加後、通算6枚目となる注目のニュー・アルバム『The Ghost Ward Diaries』を完成させ、さらなる前進を見せるELECTRIC BOYS。コニーを筆頭に、アンディ、フランコ、ニクラスとオリジナル・メンバーは健在。現在は5人編成だ。フロントマンのコニーは「これまでとは違う。より楽しいものとなったよ。」と新作を表現している。第一弾シングルは”Hangover In Hannover”に決定。10月からヨーロピアン・ツアーがスタート、それは来年へと続いていく予定だ。

ファンク、メタル、グラムを融合させた斬新的な音で多くのファンを魅了し、METALLICA, アリス・クーパー, MR. BIG, HARDLINE, VIXEN, THUNDERといったビッグ・バンドのサポートも務めた実績を誇る彼らの新しいステージングが待ち遠しい。

【輸入盤日本仕様】帯・解説・インタビュー付

【収録曲】
01. Hangover In Hannover
02. There She Goes Again
03. You Spark My Heart
04. Love Is A Funny Feeling
05. Gone Gone Gone
06. Swampmotofrog
07. First The Money, Then The Honey
08. Rich Man, Poor Man
09. Knocked Out By Tyson
10. One Of The Fallen Angels

Q ; 6作目となるニュー・アルバムが完成しました。今のお気持ちは？
アリガトウ！（日本語で）エキサイトしてきたよ。新しいプロデューサーと新しいレーベルでのスタートだからフレッシュな気持ちさ。

Q ; アルバムのセールス・ポイントを教えてください。
強力な楽曲が入っているアルバムだからとても気に入っている。自身のサウンドをコピーすることなく今のオレたちのサウンドを創り上げている。ベストな楽曲とともに2018年のELECTRIC BOYSを確立しているよ。

Q ; アルバム・タイトルの『The Ghost Ward Diaries』とはどういう意味を持つのですか？
Ghost Wardとはスタジオの名前さ。そこで曲を書いていたからこのタイトルにした。スタジオ日記だよ。

Q ; あなたが影響を受けた音楽を教えてください。
オレ達みんなが共通することだけど基本70年代のハード・ロックさ。リフがカッコイイし、メロディが覚えやすくて印象的な曲がたくさんあるよね。でもそれ以外のジャンルの曲も多く聴いてきた。ひとつのカテゴリーだけに偏るのは危険だし、視野が狭くなる。オレはレゲエ、ファンク、ブルース、ジプシー・ジャズも大好きさ。リストを公表するとキリがないから止めておくよ（笑）。

Q ; 最新アルバムの中からオススメの曲はどの曲ですか？
難しい質問だ！全ての曲がもちろんオススメだよ。挙げるとしたら”You Spark My Heart”とインストの”Swampmotofrog”だ。クラシックELECTRIC BOYSを聴きたいのならば”Knocked Out By Tyson”と”Love Is A Funny Feeling”さ。

Q ; 川崎クラブ・チッタで行われたHANOI ROCKSのショーを2005年か、2009年に観ました。あなたとアンディはどのようにしてHANOI ROCKSへ参加したのですか？
クール！あれは楽しかったよ。実はアンディ・マッコイとは80年代に何か一緒にやろうと話していた。そして彼がバンドへ誘ってくれたのさ。アンディはベースのアンディも一緒に参加して欲しいと言ってくれた。結局、HANOI ROCKSには4年半も在籍した。

Q ; 1994年か1995年にバンドが解散した理由を教えてください。
覇気がなくなった。最後は2人のメンバーが交代し、アルバム『Freewheelin’』にかなりの投資をした。そしてレコード会社はほとんどプロモーションとサポートを行ってくれなかった。それ以降に素晴しいアルバムを創れる気がしなかったし、まるで死んだ馬にまたがって鞭を打っているような感じだったよ。だから解散という選択肢しか見つけられなかった。

Q ; 2009年にバンドは復活します。その理由は？
HANOI ROCKSから脱退したときにアンディとさらに進むべきだと判断した。そしてメンバーに声をかけた。もし彼らが興味ないと言ったらどうしようもなかったね。それからセッションしたらすぐに以前と同じヴァイブを感じたよ。同じジョークを交わしながらね。オレ達そのものだった。

Q ; バンドのメンバーを紹介していただけますか？
OK! オレの視点からね。
ドラムのニクラス・シゲーヴァル。のんびり屋でビールとハード・ロック好き。アンディ・クリステルとはまさに兄弟以上の関係さ。14歳のころから友人だしね。クリス・スクワイア、ジョン・エントウィッスル、デニス・ダナウェイに影響を受けている。ギブソンのサンダーバード・ベースが愛器だ。ギターのフランコ・サントゥーニアンはビジネス面で手腕を発揮している。ジョシュ・スミス、カーク・フレッチャー、ジョー・ボナマッサがお気に入りのギタリストさ。ジョーレ・アトラジックは新加入のメンバー。イアン・ペイス、トミー・リー、ピーター・クリスに影響を受けている。オレ、コニー・ブルームはジミ・ヘンドリックス、ドクター・ジョンだね。ギタリストはジェフ・ベック、リッチー・ブラックモアとジャンゴ・ラインハルトをリスペクトしている。

Q ; 80年代、90年代の活動を振り返ってみると思い出深いことや印象的だったことはありますか？
あー、たくさんあるよ。金銭的にも女性のことも思い出がありすぎる。自身の曲でキレイな女性とよくダンスした（笑）。人生はいい時もあれば悪い時もあるさ。偉大なプロデューサーであるボブ・ロックとアビー・ロード・スタジオで一緒に仕事したことが一番思い出深いけど、すべてが素晴しい思い出さ。

Q ; これからのスケジュールを教えてください。
10月にスペインで4回ショーを行う。それから11月と12月はスウェーデンだ。フランスやドイツでのショーもブッキングされているよ。

Q ; 日本のファンへメッセージをお願いします。
いまだに日本でプレイしたことがないなんて信じられないよ！オレとアンディはHANOI ROCKSで日本へ訪れて以来日本のことが大好きなんだ。オレはTHE WILDHEARTSのジンジャーと2回日本へ行ったこともある。オレのみんなへのメッセージは”Ai to Heiwa” (日本語で愛と平和)さ。これで間違ってないかな？