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Swizz Beatz(スウィズ・ビーツ)、約11年振りとなる待望の新スタジオ・アルバム『POISON』

Swizz Beatz Poison

1990年代後半からシンセサイザーを大胆に使用したバウンス・ビートでDMX、ロックス、イヴらを擁する〈ラフ・ライダーズ〉クルーのプロデューサーとして多数のヒットを連発、その後もジェイ・Zやビヨンセ、アリシア・キーズ、カニエ・ウエスト、ドレイクなど大物のヒット曲などを手がけ、ファレル・ウィリアムス、ティンバランド、ジャスト・ブレイズ等と並び00年代を代表するプロデューサーと称されるSwizz Beatz(スウィズ・ビーツ)。

2002年に、初めてのソロ名義コンピレーション・アルバム『Swizz Beatzpresents G.H.E.T.T.O. Stories』を発表。2004年にはT.I.のヒット曲「Bring 'Em Out」をはじめ数々のアーティストの楽曲をプロデュース。自らのレーベル〈Full Surface〉ではCassidyやMashondaなどをブレイクに導いた。2007年にはラッパーとして初のデビュー・アルバム『One Man BandMan』を発表、全米HIP HOP/R&Bアルバム・チャート1位を獲得した。2010年にはアリシア・キーズとの婚約を発表し、翌2011年にはジェイ・Zに提供した「On To The Next One」で初のグラミー賞も受賞している。

今作は前作から約11年振りのスタジオ・アルバムとなり、2001年に発表されたG・デップのヒットシングル「Special Delivery」をサンプリングした「Pistol On My Side (P.O.M.S) ft. Lil Wayne」、French Montanaを迎え、アッパーなホーンの音色が身体を揺らす「SWIZZMONTANA」など注目シングルに加え、ナズ、ケンドリック・ラマー、2チェインズ、ヤング・サグ、プッシャーT、ジェイダキス、スタイルズ・P、ジム・ジョーンズなど新旧豪華アーティストを多数集結させた注目の1作だ。

00年代最重要プロデューサー=スウィズ・ビーツらしさが十二分に発揮されたバウンス・ビートとマイク・パフォーマンスに是非注目してほしい。

掲載: 2018年11月30日 16:16