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本田珠也、父・竹広に捧げる渾身の一作『SAVE OUR SOUL 本田竹広TRIBUTE BAND Live at Shinjuku PIT INN』

本田珠也『SAVE OUR SOUL 本田竹広TRIBUTE BAND Live at Shinjuku PIT INN』

和ジャズの新たな金字塔になるべく本田珠也の渾身の一作として語られよう。父に捧げる本田珠也のギンギンなソウルフルライヴ。本田竹広のソウルを継承するトップミュージシャンここに集結す。

本田竹曠がよく俺に言った「地に響くように!」と...新たな決意と竹曠の言葉を胸に...ここに綴る(本田珠也ウェブサイトより)

まだ和ジャズという言い回しのなかった時代に、アメリカ一辺倒のジャズシーンに浸りに浸っていた日本のジャズミュージシャンのなかにあって、自己のアイデンティティの模索に懸命になっていた集団があった。そこに若き才能に溢れた本田竹広がいた。その本田竹広の軌跡はまさにSAVE OURSOUL というべく和ジャズの金字塔となり、そのスピリッツは多くのミュージシャンの心に染み入って今日の日本ジャズシーンを創り上げている原動力になっているように思える。今、その軌跡を踏みしめるように、和ジャズの伝承者としてその先頭に立つのがこの作品のリーダーの本田珠也だ。多くの和ジャズの諸先輩の名曲を惜しみなく取り上げ、世界に発信しようと奮闘している。その本田珠也がその金字塔である親父の本田竹広に面と向かって、どうだと云わんばかりに語りかけている。それもすべて親父の代表作を演奏するという肝の据わり方が半端ではない本田珠也がいる。そこには、トリビュートの精神を持って、親父を越えようとするウオームハートの本田珠也がいる。そして、確かに親父を越えた本田珠也がこの作品にいる。

本田珠也『SAVE OUR SOUL 本田竹広TRIBUTE BAND Live at Shinjuku PIT INN』

パーソナル:
本田珠也(Ds)、峰厚介(Sax)、守谷美由貴(Sax)橋本信二(Gtr)、板橋文夫(Pf)、米木康志(B)

収録楽曲:
1. ザ・ウェイ・トゥ・ブリックリン(本田竹広)
2. リップリング(本田竹広)
3. サバンナ・ホットライン(本田竹広)
4. セイブ・アワー・ソウル(本田竹広)
5. セカンド・カントリー(本田竹広)
6. スーパー・サファリ(本田竹広)
7. ヘイ・ジュード(レノン/マッカートニー)

掲載: 2018年12月14日 18:05