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〈2018年アーティストの一番のお気に入りCDは?〉パソコン音楽クラブ編

パソコン音楽クラブ

 

tofubeats"ふめつのこころ"のリミックスを手掛けるなど、このところその珍妙な名前を目にする機会が増えてきたパソコン音楽クラブは、関西在住の柴田と西山を中心とする若手ユニット。80~90年代のシンセやハード音源にこだわった音作りで不思議なノスタルジーを振り撒き、2017年にはMaltineよりヴェイパー・ポップな配信作『PARK CITY』を出している注目株だ。この初フィジカル作でもノン・スタンダードなエレクトリック・ファンク"走在"を皮切りに、電脳フュージョン"Waterfront"から人気の歌もの"OLDNEWTOWN"、感傷交じりの都会派ハウス"Once More"まで、時空を超えたレトロ・モダンな奇跡を連発。かつてあった景色への憧憬が生んだ、終わることのないダンスがここに。
bounce (C)北野創

 

パソコン音楽クラブ 1st Album " DREAM WALK " Trailer Movie

 

▼選盤テーマ:2018年、一番聴いたCDは?〈お気に入りの1枚〉

中村佳穂『AINOU』

group inouのimaiさん主催のPLAYSETというイベントで中村佳穂さんと共演させていただいた際に、「今、生演奏と打ち込みを使った音楽に挑戦している」と話されていたのを覚えておりますが、リリースされた直後に「AINOU」を拝聴させていただき、普通にひっくり返りました。
中村佳穂さんの持つこえ・うたの力と、先鋭的なアレンジの融合は狂気すら感じる粋に達しており、当初はその未聴感のようなものに打ちのめされましたが、よく晴れた日や気分が良いとき、ふと口ずさんでいたうたの一片もこのアルバムの収録曲でした。

 

中村佳穂  SING US "忘れっぽい天使 / そのいのち" (live ver)

 

▼選盤テーマ:2018年、一番気になったアーティストは?

長谷川白紙

長谷川白紙くんは2016年、FOGPAKというインターネットコンピレーションアルバムシリーズに楽曲参加していたことから知りました。その後もMaltineRecordsからのリリースやSoundCloudでの楽曲発表によって知名度とと共にリスナーの期待をグングンと高めていた彼ですが、先日発表した「草木萌動」というアルバムで、その期待を余裕で上回る作品集を完成させており、さすがだなアとなりました。リズムやハーモニーなど、普段我々がよく耳にする音楽の"縛り"のようなものから脱却した要素を多く用いならも、ドがつくくらいのポップミュージックにまとめ上げている編纂能力にも脱帽です。しかも19歳て。世界に飛び立ってほしいです。

 

長谷川白紙 - 草木

 

▼選盤テーマ:あなたにとって平成(1989~2018)の1枚といえば?

globe『globe』

自分たちの人生よりも長く続いた平成という29年の間にリリースされた音楽作品で 「コレぞ平成!」と言い切ってしまえるような1枚を選ぶのはとても難しいですが、1996年にリリースされた小室哲哉氏主導による音楽ユニットglobeのデビューアルバム「globe」は、バブルの余韻のような享楽感と、世紀末に向かって時代が進んでゆく、どんよりとした平成序盤のムードが詰まった1枚なのではないでしょうか。収録曲全てA面のような体を持ちながらも、常に躁に近い状態で製作したのではと推し量ってしまうようなぶっ飛んだ構成やサウンドプロダクションは、今聞いてもたくさんの発見と学びがあります。

 

▼2018年印象に残った出来事は?

夏に熱海の廃ビルにてアルバムのリリースパーティーを行いました。
PA機材や空調設備などを持ち込み、お世話になったDJやバンドの皆さんを呼んでの半レイヴイベントでしたが、特殊な場所でこのような催しを行えたことは一生忘れられないだろうなと思います。イベントが終わって廃ビルから歩くと、薄暗く広がる熱海の海と、遠くに煌々と輝く観光ホテル群、浜辺にはその日のために駆けつけてくれた名も知らないインターネットの友達。不思議な夢のような光景でした。

 

オフィシャルページURL:pasoconongaku.web.fc2.com/Index.html
オフィシャルツイッターアカウント:@lnu_wanwanwan / @scoscoscosty

 

カテゴリ : キャンペーン

掲載: 2018年12月29日 10:00