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UKロック・バンド、Spinn(スピン)、甘酸っぱいポップ・ロック・サウンドが弾けるデビュー・フル・アルバム

Spinn

UKロック・ファンの琴線を掻き鳴らす、刹那のメロディーと透明感あるギター。ここ日本でいち早く注目を集めた、メンバー全員ほぼ20歳のドリーミーなインディー・ポップ・ロック・バンド、SPINN。2018年秋、世界に先駆け日本限定盤としてデビュー・ミニ・アルバム『YER DAR』をリリース、その直後には初来日公演を果たし、巷のUKロック・ファンにその存在を存分に知らしめたことも記憶に新しい。そんな期待のニュー・アーティトが、遂にデビュー・フル・アルバムをリリースする!

リヴァプール出身のジョナサン・クイン(ヴォーカル/リズム・ギター)、アンディ・パワー(リード・ギター/キーボード)、ショーン・マクラクラン(ベース)、ルイ・オライリー(ドラムス)からなるSPINN。学校時代の友人同士からなる彼らは、ストリーミング・サイトなどから注目を集めるようになり、2018年にMODERN SKY ENTERTAINMENTと契約、デビューEP『SPINN EP』をリリース。その後ツアーに次ぐツアーを行い、BBC RADIO1、BBC RADIO6、RADIO Xなどのラジオ局、Huw Stephens、Steve Lamacq、Tom Robinson、John KennedyなどのDJ,さらにDORKやGLIDE MAGAZINEなどの音楽誌/サイトから高い評価を受けた。そして彼らの話題はここ日本にまで届き、2018年10月には日本限定ミニ・アルバムのリリースと初来日公演を実現させた。

アルバムに収録されている楽曲のテーマになっているのはメンバー曰く、女の子やハウス・パーティ、毒々しい男らしさ、自己意識に自己分析、そして自分たちの人生を取り囲む人たちとの関係など、青春真っ只中の多感な男子なら誰でも思い当たることばかり。「ごちゃごちゃしているけど、それでいいと思うんだ!」とはメンバーの弁。そして楽曲の方は、UKインディー・ロックのスイート・スポットのど真ん中を行くような、THE SMITHSにORANGE JUICEといった80's UKネオアコ・グループから、THE CUREといったバンドからの影響を感じさせる、刹那のメロディーとジョニー・マーに連なる透明感あるギターがハートを鷲掴みにする甘酸っぱいポップ・ロック・サウンド。UKインディー・ロック・ファンの琴線に触れてしまう要素満載のアルバムなのだ。

リード・ヴォーカルのジョニーがインタビューで語ったことによると、メンバーのアンディ―はライドやシューゲーズ、ショーンはディスコの影響を受けていて、ルイスはU2の大ファン。そしてジョニー自身は、ザ・キュアーとドラムスから詞的な影響を受けているという。勿論、リヴァプールという土地も、彼らのサウンドを育むのに一役買っているだろう。別のインタビューで「アークティック・モンキーズのワールド・ツアーのサポートになるのが夢」だとも語っている彼ら。これからの成長も楽しみな2019年期待のニューカマーだ!

タグ : UK/US INDIE

掲載: 2019年04月05日 16:22