連休中におすすめの音楽映画DVD/BDをご紹介
ドキュメンタリー作品から音楽をテーマにした作品まで、おすすめの音楽映画をご紹介。
ストレイト・アウタ・コンプトン
ドクター・ドレー、アイス・キューブ、故イージー・Eが在籍した伝説のヒップホップ・グループ=N.W.A.(Niggaz Wit Attitudes)の栄光と盛衰を描いた音楽映画。今やカリスマ・プロデューサーであるドクター・ドレーの音楽への開眼やラップ巧者であるアイス・キューブのライム制作、ドラッグに溺れたイージー・Eの悲しい末路などグループの知られざるドラマが浮き彫りになる構成が熱い。アイス・キューブ役を演じている実の息子をはじめ、ライヴでのラップ・シーンは迫力満点で、思わずN.W.A.のアルバムを聴きたくなるはず。
ジェームス・ブラウン~最高の魂(ソウル)を持つ男~
なんとミック・ジャガーがプロデュースを担当したゴッドファーザー・オヴ・ソウル=ジェイムス・ブラウンの伝記映画。JBに成りきったチャドウィック・ボーズマンが演じる汗だくのライヴ・シーンがとにかくブチ上がる。貧困や差別が身近にある過酷な少年時代から、卓越した音楽的才能一本でのし上がっていくJBのパワフルな姿が感動を与える。
シュガーマン 奇跡に愛された男
デトロイト出身のシンガー・ソングライター、ロドリゲスをテーマにしたドキュメンタリー作品。60年代後半にひっそりとリリースされた2枚のアルバムが、その後なんと南アフリカで大ヒットしかの地で伝説のシンガーになっていたという事実も凄いが、当の本人であるロドリゲスの謎めいた正体を追った本作は、驚嘆の展開を見せていく。音楽の奇跡がここにある。
ビーツ、ライムズ・アンド・ライフ ア・トライブ・コールド・クエストの旅
デ・ラ・ソウル、ジャングル・ブラザーズと共に、80年代後期~90年代に台頭した、〈ネイティブ・タン〉一派として衝撃的な登場を果たしたヒップホップ・ユニットの、2006年以降の再結成活動に密着したドキュメンタリー作品。ライヴ・シーンはもちろん、ビースティーズやファレルが語るATCQの革新性や、中心メンバーであるQティップとファイフのマジな確執現場など必見映像だらけ!
ラブ&マーシー 終わらないメロディー
ビーチ・ボーイズのブライアン・ウィルソン公認、その知られざる半生を初ドラマ化した作品。ビーチ・ボーイズの成功に伴う異常な狂騒や、ブライアンが突飛なアイデアで主導したビーチ・ボーイズのレコーディング風景、“サーフィン・U.S.A”“素敵じゃないか”“グッド・ヴァイブレーション”といった誰もが知る名曲が生まれた背景など、ブライアンの半生を辿る映像は新鮮な発見満載。これを見るとブライアン・ウィルソンの見方が変わるはず。
あの頃ペニーレインと
名匠、キャメロン・クロウ監督が自身の少年期の物語をベースに、ロックバンドのツアー同行取材を依頼された15歳の少年記者の姿をバンドやグルーピーの少女たちとの交流を通しながら描いた、甘酸っぱいロック・ロード・ムービー。日本初公開時は、知る人ぞ知る存在だったが、今では、多くのファンにとっても大切な一本として愛され続けている。
セッション
今をときめく若き名匠デイミアン・チャゼル監督の名前を一躍とどろかせた、サンダンス映画祭グランプリ作品。名門音楽学校で、鬼教師に目をつけられ、地獄の特訓の日々をすごすことになる青年と、鬼教師の間で生まれる、敵対でも友情でもない不思議な感情のスパークリングが、壮絶なラストへとなだれ込ませる。
はじまりのうた
過去にとらわれ、自身が設立したレーベルからも追い出された音楽プロデューサーが、失恋したばかりのシンガーソングライターの女性と出会い、彼らの間にシンパシーが生まれ、スタジオも借りられない彼らは、友人のミュージシャンたちを集めて、ストリートでのレコーディングを始める・・・さわやかな大ヒット作。
掲載: 2019年04月16日 16:17