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WEEKEND JAZZ ~週末ジャズ名盤探訪 Vol.23

タグ : WEEKEND JAZZ

掲載: 2019年04月19日 10:00

ルイ・アームストロング『この素晴らしき世界』(1968)

STM

ルイ・アームストロング(tp,vo)
タイリー・グレン(tb)、ジョー・マレイニー(cl)、マーティ・ナポレオン(p)、アート・ライアーソン(g)、バディ・カトレット(b)、ダニー・バルセロナ(ds)他

1967年8月16日、1968年7月23、24日、ニューヨーク&ラスヴェガスにて録音

曲目:
1.この素晴らしき世界
2.キャバレー
3.ザ・ホーム・ファイアー
4.ドリーム・ア・リトル・ドリーム・オブ・ミー
5.ギヴ・ミー・ユア・キッス
6.ザ・サンシャイン・オブ・ラヴ
7.ハロー・ブラザー
8.ゼア・マスト・ビー・ア・ウェイ
9.ファンタスティック・ザッツ・ユー
10.アイ・ゲス・アイル・ゲット・ザ・ペーパーズ・アンド・ゴー・ホーム
11.ヘルザポッピン

【アルバム紹介】
1.ルイ・アームストロングのダントツ人気曲“この素晴らしき世界”収録
2.発売当時、アメリカではヒットとは無縁、UKではナンバー・ワン・ヒットを記録
3.アルバム各曲2分台、3分台、ポップなサッチモ節全開

前回ご紹介のエラ・フィッツジェラルド『エラ・イン・ベルリン』のキー・トラック“マック・ザ・ナイフ”の中で、エラは見事なルイ・アームストロングのモノマネを披露しています。あの愛くるしいダミ声はワン・アンド・オンリーの個性であり、それゆえ真似もしたくなります。

本作『この素晴らしき世界』はルイ・アームストロング=サッチモの超ロングセラー盤で、タイトル曲はTVCM、映画に使われて、そのポピュラリティはジャズの楽曲云々を通り越してサッチモのレパートリーの中でもダントツ人気の1曲です。

作曲を担当したのは、ソングライターのジョージ・デヴィッド・ワイスとジョージ・ダグラス、とクレジットされていますが、実はこのジョージ・ダグラスの正体は後にインパルス・レーベルで活躍する名プロデューサー、ボブ・シール。この曲は1967年リリース当時、本国アメリカではヒットせず、一方UKではシングル・チャートのトップになり、その後、リリースされたアルバムもUKではヒットを記録しました。アメリカでは1987年に公開の映画『グッド・モーニング・ベトナム』の中で使用されて、ビルボード・チャートのトップ10に入るリバイバル・ヒットを記録するなど、各方面で繰り返し使われたことにより、今日これだけ広く知られているスタンダードな1曲となりました。

このアルバムはまず1曲目に“この素晴らしき世界”置かれ、それ以外は2分台、3分台のポップなオリジナル・ナンバーが並び、サッチモのエンターテイメント・センスあふれるヴォーカルとトランペットが堪能でできる内容になっています。

【スタッフのつぶやき:この1曲を必ず聴いて下さい】
“この素晴らしき世界”に込められた数々の想い。

最初、この曲を車のCMでオンエアされていて知った、という方は多いと思います。
その際、広がるストリングスのサウンドの中で、晴れ渡る空に響き渡るかのようなサッチモの歌声、誰しもそんな印象をもったのではと。
この歌がリリースされた頃、ベトナム戦争が激化していた時期であり、それを考えてこの歌の歌詞を見てみると、当時人々が願っていた理想の世界がここに描かれていることに気づかされます。
それをアメリカのジャズ史の中で、その黎明期から活躍してきたレジェンドであるサッチモが歌っていることも、とても意味があることのように思えます。 また、今の世の中、テロや災害など、いろいろなことが起こり、不安なことも多い時代でもあります。そんな中でこの曲を聴くと、どこか平穏な気持ちが戻ってくるような気がします。

SHM-CD国内盤(一般普及盤)

 

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