Henning Schmiedt(ヘニング・シュミート)とシンガーMarie Séférian(マリー・セフェリアン)によるユニット、Nous(ヌー)のデビュー・アルバム『Je Suis』
旧東ドイツ出身のピアニストHenning Schmiedtがフランス/ドイツ人のレバノン系シンガーMarie Séférianと新しいデュオnousを結成して贈る鮮烈なデビュー作。
ベルリンにあるヘニングのスタジオKlavierraumで出会った彼らは、静かでゆったりとした隙間のある音楽を指針として、ヘニング自身が「ポスト・シャンソン」と呼ぶこの魅力的なアルバムを製作しました。アルバムはファーストテイクの録音のみで構成されており、ピアノ、トイピアノ、ハーモニウム、ボーカル、エレクトロニクスのテクスチャを見事に組み合わせ、ミニマルでありながら豊かで流動的なサウンドの融合を実現しています。
きらめく紙吹雪のような歌詞、シャンソン、インドの伝統的なボーカルスキャット、ジャズの折衷的な要素と透き通るようなピアノの旋律、そしてハーモニウムの息吹を組み合わせた本作には、驚くほどオーガニックな音楽的相互作用が生まれています。ひんやりとした空間に浮かび上がる研ぎ澄まれた和音、一つ一つの音の配置に感じられる二人の豊穣なジャズのバックグラウンドと抑制された知性。
【収録曲】
1. Calm
2. O Heya
3. Je
4. Respiration
5. Tu Coucou
6. Maison
7. Broullard
8. Da Tan!
9. Suis
10. Nuit
11. Adult
12. Nonononon
掲載: 2019年05月20日 18:25