New Order(ニュー・オーダー)、2017年にマンチェスターの伝説的会場で行われたライヴ盤
2017年7月、ニュー・オーダーはマンチェスターのオールド・グラナダ・スタジオのステージに再び降り立った。そこはジョイ・ディヴィジョンが、1978年にトニー・ウィルソン(ファクトリー・レコード創始者)のTV番組「So It Goes」に初出演を果たした場所であった。その記念すべきライヴ『Σ(No,12k,Lg,17Mif)New Order + Liam Gillick: So it goes ..』は、ニュー・オーダーのお馴染みの楽曲から超レアな音源~初期作品から最新作までを一旦解体し構想を練り直し再構築され演奏されている。
この作品にはジョイ・ディヴィジョンのアルバム『アンノウン・プレジャーズ』に収録され、ライヴでは30年以上も演奏されることがなかった「Disorder」や、全英TOP5に入るなど素晴らしい評価を得た2015年の最新アルバム『ミュージック・コンプリート』収録の「Plastic」まで、まさに夢に包まれたような完璧なドキュメントとなっている。
このアルバムがライヴ録音されたのは2017年の7月13日、アンコールを含むパフォーマンス全18曲をフルで収録している。今回のスペシャルなライヴは、マンチェスターを象徴するオールド・グラナダ・スタジオで2017年7月に5夜にわたって行われた。また近年テート・ブリテンやNYのMoMAなどで個展を開催し活躍中のヴィジュアル・アーティスト、リアム・ギリックが映像演出でコラボレート、それにバンドの作品にもしばしば名前を見せるマンチェスター出身の作曲・編曲家、ジョー・ダデルが楽曲アレンジに参加し、ライヴにはバンドメンバーのほか、王立ノーザン音楽大学の学生による12台ものシンセサイザー・アンサンブルが加わっている。
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