The Flaming Lips(ザ・フレーミング・リップス)、2019年〈レコード・ストア・デイ〉限定作品がCD発売
デビュー以来20年以上にも亘り、一貫して多幸感に満ちたカタルシスを呼び起こすパフォーマンスとジャンルを飛び越えた実験的かつ前衛的なアプローチで常に革新的なサウンドを生み出し続ける、現代のカルト・アイコン、ザ・フレーミング・リップス。オルタネイティブから、サイケデリック、スペース・ポップ、はたまた実験的かつ前衛的なアプローチで、彼らは世界中のリップス中毒者から熱い支持を受け続けている。
そのザ・フレーミング・リップスが2019年の4月、年に1度のレコードの祭典、レコード・ストア・デイで限定盤ゴールド・アナログとしてリリースした作品がCDでも発売となる。全世界で4,000枚限定のアナログとしてリリースされた『KING'S MOUTH』は、ザ・フレーミング・リップスのフロントマンにして前衛芸術家、ウェイン・コインのシュールすぎるアート・インスタレーションの“音楽的パラレル”作品である。高さ3メートル以上もある巨大なクロムメッキ製の頭部像を中心としたこのインスタレーションで、観る人はその頭部像の口の中へ入り、フレーミング・リップスの音楽とLEDのライト・ショウを楽しめる仕掛けになっているという。このインスタレーションは既に、American Visionary Art Museumや、Pacific Northwest College of Art, Rough Trade NYCなどで展示され、高い評価を集めている。
そのインスタレーションの世界を音楽で表現したものが、本作『KING'S MOUTH』である。まるで絵本のページをめくるように進んでいく各曲を繋ぐのは、何と元クラッシュのミック・ジョーンズによるナレーション。「『THE KING'S MOUTH』が持っている、人を夢中にさせるような、無邪気な資質は、ザ・フレーミング・リップスのライヴ・パフォーマンスと同じ場所から生まれている。『THE KING'S MOUTH』の冒険は、全てのサイズ、年齢、文化、宗教の人の為に作られているんだ」ウェイン・コインも、”KING'S MOUTH"プロジェクトについてそう語っている。
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掲載: 2019年06月21日 15:32