映画会社A24特集ページ
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今、アメリカ映画でもっとも注目されている映画会社、それはおそらく<A24>だろう。ハーモニー・コリン監督『スプリング・ブレイカーズ』のヒットから始まった、独特の感性で製作・配給されているA24の一連の作品群は、まるで音楽におけるレーベル・カラーのように呼応し、まさしくレーベルのファンを作り上げている。今や、日本で劇場公開の際も、A24作品であることが、ひとつのセールスポイントとして成立する、時代を牽引する先鋭的な映画会社、A24の、日本で現在、ソフト流通のある作品群を紹介。
『レディ・バード』
女優グレタ・ガーウィグの半自伝的初単独監督作。友達や彼氏や家族について、自分の将来について、ティーンエイジャーの等身大の痛みや希望が詰まっている。そして、都会に憧れる娘と将来を心配する母による、誰もがグッとくる母娘の心温まるドラマでもある。
『ムーンライト』
数々の映画賞レースを席巻・北米で大ヒットを記録し、各界から熱狂的な賛辞が後を絶たない。色彩豊かで圧倒的な映像美と情緒的な音楽でつづる傑作。
『ウィッチ』
圧倒的な戦慄。愛する娘は魔女なのか!?数々の受賞を達成し、全米で大ヒットした新感覚の恐怖映画。SNSで口コミが広がり、連日満席の大ヒット!映画史上、最も不気味で、最も美しい、至極のダーク・ファンタジー・ホラー。
『エクス・マキナ』
鮮烈なビジュアルと、登場人物も場所も限定されたミニマムな設定で、人間と人工知能の主従関係を巡る心理戦を描き出す。『メトロポリス』の女性ロボットを洗練させたようなヒロイン"エヴァ"の容姿は、今後SF界・映画界で語り継がれること間違いない。これまで脚本家として優れた作品を発表してきたアレックス・ガーランドの初監督作。
『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』
全編をiPhoneで撮影した『タンジェリン』で世界中を驚愕させたショーン・ベイカーが、今度は35mmで撮影。美しいパステルカラーに彩られた世界で、社会の片隅で生きる人々の日常を、カラフルにそしてリアルに描き出す。
『A GHOST STORY / ア・ゴースト・ストーリー』
今、世界の映画界から最も注目浴びるスタジオが今回描くのは、斬新ながらもどこか懐かしさを感じさせるシーツ姿の幽霊が主人公の物語。死んでもなお、愛する妻への想いを胸に、何十年もの時を彷徨い続ける幽霊の旅路を、切ない音楽とともに紡ぎ出す。
『アンダー・ザ・シルバー・レイク』
全世界に未体験の恐怖を突き付け、大ヒットを記録した『イット・フォローズ』のデヴィッド・ロバート・ミッチェル監督新作。夢と光が溢れる街LA<シルバーレイク>の闇へ観る者をいざなう、<新感覚>ネオノワール・サスペンス。
『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』
コリン・ファレル×ニコール・キッドマン:オスカー俳優の豪華共演による、あなたの常識を覆す新感覚スリラーが日本に上陸。身勝手な主人公のセリフ、神の目のように上部から俯瞰し捉えられる構図、心理的圧迫感や苦悩を深めるクラシック音楽の配置など、独特の間と編集でつくられたランティモスの個性が炸裂した作品。
『グリーンルーム』
扉を開ければ、死が待っている。理不尽に閉じ込められた楽屋(グリーンルーム)からの決死の脱出劇を描く傑作バイオレンス・スリラー。
『ルーム』
若き本格派女優ブリー・ラーソンと天才子役ジェイコブ・トレンブレイが織り成す、奇跡の名作。息子ジャックの世界観を表現するために2台のカメラで撮影された[部屋]。対称的に描く[部屋]と[世界]を、観客も体験できるように計算されたカメラワークは必見。