Chelsea Wolfe(チェルシー・ウルフ)ニュー・アルバム『Birth Of Violence』
クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジやスワンズといった超大物から寵愛を受け、今夏にはザ・キュアーによる一大オルタナ祭典『Pasadena Daydream Festival』にも招待されるなど、今やアメリカを代表する女性シンガー・ソングライターのひとりになったチェルシー・ウルフの最新スタジオ・アルバム。
それまでアメリカではほぼ存在しなかったゴシック・スタイルの女性シンガーとして衝撃のデビューを飾る。アコースティック・ギター1本での演奏からエレクトロニクスを多用した作り込みの極地まで、様々なアレンジの中で聴かせる歌唱は一貫してダークながら、力強さと美しさを感じさせるものだった。歌の説得力とアレンジの巧みさ故に、それこそインディ/オルタナティヴ・シーンからヘヴィ・ミュージック、クラブ界隈に至るまで支持する同業ミュージシャンも多い。
本作はアコースティック・ギターをメインに、アメリカン・フォークとトラディショナル・スタイルへの憧憬と忠誠を明確に表現したもの。「PJハーヴェイにも迫り得る」と話題を呼ぶ先行シングル""The Mother Road""で顕著な、切々と歌を聴かせるチェルシーの最もベーシックな部分に焦点を当てている。曲によっては作曲パートナーのベン・チゾルムによるアレンジとポスト・プロダクションが施されており、完全アコースティック・スタイルとのバランスの良さが伺える。
長年に渡り敬愛してきた故ロッキー・エリクソンのカヴァー・ヴァージョンを日本盤ボーナストラックとして収録。
日本盤歌詞対訳付き。
【収録曲】
1.ザ・マザー・ロード
2.アメリカン・ダークネス
3.バース・オブ・ヴァイオレンス
4.ディレインジド・フォー・ロックンロール
5.ビー・オール・シングズ
6.エルダ
7.ホエン・アンガー・ターンズ・トゥ・ハニー
8.ダート・ユニヴァース
9.リトル・グレイヴ
10.プリフェス・トゥ・ア・ドリーム・プレイ
11.ハイウェイ
12.ナイト・オブ・ザ・ヴァンパイア (日本盤ボーナス・トラック)
タグ : UK/US INDIE
掲載: 2019年10月09日 10:35