Pretty Maids(プリティ・メイズ)、3年振り通算16作目のアルバム『Undress Your Madness』
1980年代にデビューしたプリティ・メイズは母国デンマークから世界へと羽ばたき、最高品質のハード・ロック/ヘヴィ・メタルで絶大な支持を得てきた。初のフルレンス・アルバム『レッド・ホット&ヘヴィ』(1984)から35年、『フューチャー・ワールド』(1987)や『シン・ディケイド』(1992)からの「プリーズ・ドント・リーヴ・ミー」(ジョン・サイクスのカヴァー)などで時代を超えて愛され続ける彼らの3年ぶり、通算16作目のアルバムが『アンドレス・ユア・マッドネス』だ。
ハードなサウンド、心に染み入るメロディ、歌わずにいられないコーラス。本作で伸びやかな歌唱を聴かせるシンガーのロニー・アトキンスは、アルバムの音楽性についてこう語る。
「過去10年間やってきたことの集大成。過去のどの作品よりもメロディックだ」
結成時からロニーと共にバンドを支えてきたギタリスト、ケン・ハマーも本作について「前作『キングメーカー』(2016)の精神を受け継ぐアルバム」と語っており、その鋭いエッジのリフとメロディ溢れるギター・プレイは、ファンのニーズに100%以上応えるものだ。
前作の制作中に加入、レコーディングではプレイしなかったキーボード奏者/ギタリストのクリス・レイニーが本作では全面参加。バンドのサウンドにさらなる深みと拡がりをもたらしている。全編ポジティヴなエネルギーに満ちた本作。怒りをパワーに昇華させた「サーペンタイン」、思わず口ずさむメロディに裏打ちされたハード・ロック「ファイアソウル・フライ」、ヘヴィに押しまくる「イフ・ユー・ウォント・ピース(プリペア・フォー・ウォー)」「ブラック・サンダー」、ありったけのエモーションを込めたパワー・バラード「ウィル・ユー・スティル・キス・ミー(イフ・アイ・シー・ユー・イン・へヴン)」「シャドウランズ」「ストレングス・オブ・ア・ローズ」など、世界のファンが求めるプリティ・メイズ・ミュージックが惜しみなく曝け出される。
バンドが信頼を置き、近年の作品をレギュラーとして手がけてきたヤコブ・ハンセン(ディジー・ミズ・リジー、ヴォルビート、アマランスなど)をプロデュースに迎え、最強のチームを組んで臨むアルバム。王道でありながら新鮮、ヘヴィでありながらメロディが溢れ出る、こんなプリティ・メイズを我々は待っていた!
なお日本盤にはボーナストラックとして「サーペンタイン」のオーケストラ・ヴァージョンを収録。彼らの新たな代表曲が、異なったアレンジで生まれ変わる。
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