Throbbing Gristle(スロッビング・グリッスル)、リイシュー・シリーズ完結となる第4弾
リイシュー・シリーズ完結となる第4弾として、『Part Two: The Endless Not』(2007年)、ライヴ・アルバム『A Souvenir of Camber Sands』が登場
『Part Two: The Endless Not』(2007年)
「TG のキャリアの中でも繊細な楽曲を複数収録したアルバムで、どの曲も意味のあるテンションの高さで、思考や抑制など吹き飛ばすような演奏を見せる」ーピッチフォーク
『Part Two: The Endless Not』は、ライヴ以外の領域において創造的な作業をストップしていたこのバンドが再びスタジオへと回帰することを決め、制作された作品である。2007年にリリースされたこのアルバムは、スタジオ作品としては実に25年ぶりとなり、Tiny Mix Tapes曰く、このアルバムは「再結成というよりはむしろ復活というにふさわしい」と評された。カップリングの『TG Now』は2004年にリリースされた、スロッビング・グリッスル再結成に向けた小手調べとも言えるサウンドで構成されている。4 曲入り限定LP とCD のリリースは、当初1981 年のUS ツアー以来となる2004 年のアストリアシアターでの再結成ライヴの観客向けに用意されたものであった。
ライヴ・アルバム『A Souvenir of Camber Sands』
『A Souvenir of Camber Sands』は2004年12月、キャンバー・サンズで行われたATP Nightmare Before Christmasでのライヴ・ドキュメント作品であり、Live Here Now として録音され、当時はライヴ直後に手に入れることができた。スロッビング・グリッスルはそのライヴ・パフォーマンスで名声を得ており、TG24(2002 年再発売)やTG+(2004 年リリース)などバンド解散までライヴ・レコーディングを続け、その実績を示した。このアルバム・リリースによって、彼らのライヴ録音熱が再燃し『Thirty Second Annual Report 』(La Villette/ パリ)や『Desertshore Installation』(the ICA/ロンドン)等のドキュメント作品やボックスセットがリリースされた。