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Marius Neset(マリウス・ネセット)ロンドン・シンフォニエッタと再びの共演『Viaduct』

Marius Neset(マリウス・ネセット)ロンドン・シンフォニエッタと共演作『Viaduct』

ヨーロッパで高く評価され、日本でも知名度を上げている1985年ノルウェー出身のサックス奏者/作曲家、マリウス・ネセットのACT 第5弾は、ロンドン・シンフォニエッタとの共演!

29歳当時の第1弾から、チック・コリアやジョシュア・レッドマンとのコラボレーションでも知られるトロンハイム・ジャズオーケストラとの共演作『Lion』(2014)をリリースした期待の新星。第3弾『Snowmelt』(2016)で既にロンドン・シンフォニエッタとの共演作をリリースしており、本作で2作目の共演となる。

もともと"Viaduct"は2018年コングスベルグ・ジャズ・フェスティバルのオープニング・コンサートの依頼を受けて作曲したもので、ロンドン・シンフォニエッタと再び共演する機会となった。

楽曲は全編"Viaduct"の組曲、全10曲で、大きく分けて2パートに分かれている。パート1はマリウスとオーケストラが主体、パート2はマリウスのクインテットがより中心的な役割を果たしている。

クインテットはマリウスの『Pinball』(2015)他、過去作でも多く共演、リーダー・クインテットとして活動している信頼のメンバーである。ピアノ、ベース、ドラムの他に、ヴィブラフォン(マリンバ、パーカッション)がいるのも特徴だ。

マリウスの作曲は、マーラーやストラヴィンスキー等の影響を受け、鬼才ジャンゴ・ベイツに師事したもので、オーケストラのシンフォニックな響きから、トリッキーなアイディア、ジャズの即興が入り混じるユニークなサウンド。クラシックとしても細部まで作り込まれ、ジャズとしても即興要素が充実しており、クラシックとジャズのViaduc(t =細いコンクリート脚や石造のアーチで支える橋)となる音楽だ。もちろんマリウス自身の、超絶かつ表現力豊かなサックスも聴き応えあり!


【収録曲】
1.Viaduct, Pt. 1a
2.Viaduct, Pt. 1b
3.Viaduct, Pt. 1c
4.Viaduct, Pt. 1d
5.Viaduct, Pt. 1e
6.Viaduct, Pt. 1f
7.Viaduct, Pt. 2a
8.Viaduct, Pt. 2b
9.Viaduct, Pt. 2c
10.Viaduct, Pt. 2d

掲載: 2019年12月17日 17:34