Ash(アッシュ)、メンバー選曲による完全版ベスト・アルバム『TEENAGE WILDLIFE: 25 YEARS OF ASH』
ブリットポップ・ムーヴメントが世界で巻き起こっていた90年代、北アイルランドで一つの重要なバンドが生まれた。現在まで止まることなく活動を続け、その見事なメロディ・センスと繊細な情感を極上のポップ・ロック・サウンドで表現する、ティム・ウィーラーとマーク・ハミルトン、そしてリック・マックマーレイからなるロック・トリオ、アッシュだ。
結成当時15歳だったという彼らは、16歳でデビューを果たし、その青春真っ只中の無垢なきらめきや切なさを正直にサウンドで表現したそのスタイルで、BBCラジオからポップ誌の「スマッシュ・ヒッツ」のみならず、メタル誌「ケラング!」を含む全メディアから絶賛され、96年発表のデビュー作『1977』でいきなり全英No. 1を獲得。10代にしてその溢れ出る恐ろしい才能をシーンに披露し、一躍世界的人気バンドの仲間入りを果たしたアッシュは、その後も数々のヒット曲/アルバムを発表、途中シャーロット・ハザリーの加入~脱退はあったものの、止まることなくオリジナル・メンバーのまま現在も活動を続ける、非常に稀有な存在だと言えるだろう。
1994年の記念すべきデビュー・シングル「Jack Names The Planets」からまるっと25年を経た今、メンバー選曲による彼らの新たなベスト・アルバム『TEENAGE WILDLIFE: 25 YEARS OF ASH』がリリースされることとなった!
はちきれんばかりの勢いに満ちたデビュー曲「Jack Names The Planets」はもちろんのこと、「Uncle Pat」や「Petrol」といった、当時16歳だった彼らが発表した94年のミニ・アルバム『TRAILER』からの楽曲、学校に通いながら発表し全英1位を記録した1996年のデビュー・アルバム『1977』から全英Top 20を記録した2018年の『ISLANDS』、そして、新曲「Darkest Hour Of The Night」まで、彼らの25年の歩みのハイライトばかりをぎっしりと収録した、完全版ベスト・アルバムとも言える作品が、今届けられるのだ。
アルバム『1977』から「Girls from Mars」や「Angel Interceptor」、「Goldfinger]や「Oh Yeah」、映画『A LIFE LESS ORDINARY(邦題: 普通じゃない)』に提供した「A Life Less Ordinary」をはじめ、98年作の『NU-CLEAR SOUNDS』収録の「Jesus Says」、2001年作の『FREE ALL ANGELS』収録の「Shining Light」や「Burn Baby Burn」といった全英Top 40シングルとなった13曲はもちろんのこと、メンバー自らが選んだ珠玉の全36曲(2LPではその中からさらに厳選された22曲)が収録されたこの『TEENAGE WILDLIFE: 25 YEARS OF ASH』は、類まれなる才能とメロディ・センスで世界中を魅了してきた彼らの25年間を完璧な形でカプセルに封じ込めた、時代を超えて輝く作品となるのだ…!
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掲載: 2019年12月20日 13:20