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祝・復活!Supergrass(スーパーグラス)、ベスト・コレクションが登場

Supergrass(スーパーグラス)

1990年代のブリット・ポップ・シーンにおいて、そのキャッチーでポップなギター・ロックで一躍人気者となったオックスフォード出身のスーパーグラス。6枚の全英TOP10アルバム、そして10枚の全米TOP20シングルを世に送り出し、BRITアウォーズにQマガジン・アウォーズ、NMEアウォーズに、アイヴァー・ノヴェロ賞など英国の重要音楽賞を数々受賞している彼らは、2010年に解散を発表、その後は各自ソロ・アーティストやサポート・メンバーとしての活動を行っていた。

その彼らが2019年9月にグラストンベリー・フェスティバルが主催するイベント、Pilton Partyにサプライズ出演。グレイテスト・ヒッツ的なセットリストで会場を沸かせた彼らは、さらに再結成ツアーを2020年に行うことも発表した。本作『THE STRANGE ONES: 1994-2008』は、その再結成ツアーのタイミングに合わせてリリースされる、彼らの軌跡を辿ったベスト・コレクションである。

2020年は、彼らのデビュー・アルバムであり、出世作でもある全英No.1アルバム『アイ・シュド・ココ』の発売20周年の年でもあるのだが、そのアニヴァーサリー・イヤーにリリースされる本ベスト・コレクションには、全英TOP10シングルとなった「Lenny」や「Alright」など、アルバムから生まれたた大ヒット・ナンバーを収録。この他にも、2ndアルバム『イン・イット・フォー・ザ・マニー』から「Going Out」、「Richard III」、アルバム『スーパーグラス』から「Pumping on Your Stereo」、「Moving」などのヒット・ナンバーもフィーチャーされている。面白いのは、CDのトラックリスティングが、2008年のアルバム『ダイアモンド・フー・ハ』のタイトル・トラックから始まり、最後はデビュー・シングルである「Caught By The Fuzz」で締めくくられるなど、時間を遡るかのように組まれているところである。そして収録されている楽曲は、スーパーグラスの歴史を知る上で最低限聞いておかなければいけない”マスト選曲”だと言えるだろう。『THE STRANGE ONES: 1994-2008』は、今回の再結成に合わせて彼らの音楽を再発見するのにピッタリなアルバムなのだ。

再結成について、フロントマンのギャズ・クームズはNMEのインタビューでこう語っていたそう。「(再結成について)暫く前から話し合っていた。1年ぐらい前にダニーと電話でそのことについて話したのを覚えているよ。来年が2020年で、デビューから25年、そして解散から10年を迎えることになるってことも分かっていた」まだそこで彼はこうも付け加えたという。「俺たちはただ、演奏してみてどうなるのか、試してみたいのさ。すごくいい気分だったんだよ」 デビュー・アルバムから25周年、解散から10周年を迎える2020年――スーパーグラスがそのヒストリーに新たな一頁を刻む!

 

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タグ : UK/US INDIE

掲載: 2019年12月20日 17:08