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Huey Lewis & The News(ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース)、19年振り通算10作目の新作『Weather』

Huey Lewis & The News(ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース)

80年代を中心に、全米トップ40ヒットを15曲(内トップ10ヒット12曲・No.1ヒット3曲)放ち、アメリカン・ミュージック・シーン屈指の人気ロック・バンドとして君臨したヒューイ・ルイス・アンド・ザ・ニュース。その彼らが実に久しぶりとなるニュー・アルバムを引っ提げ、シーンに戻ってきた!2001年以来となるオリジナル楽曲に、ユージン・チャーチのソウル・ヒット「Pretty Girls Everywhere」のカヴァーを収録したニュー・スタジオ・アルバム『WEATHER』は、2月14日のバレンタイン・デーにリリースされる。

カリフォルニア州マリン・カウンティにあるトラウトファーム・スタジオでレコーディングされた本作『WEATHER』のミックスを手掛けたのは、かつて彼らの代表曲「Do You Believe In Love」や「The Heart Of Rock & Roll」、「I Want A New Drug」、「If This is It」などを手掛けたボブ・クリアマウンテン。昨年リリースされた先行シングル「Her Love Is Killin' Me」は、往年のヒューイ・ルイス・アンド・ザ・ニュース節を彷彿させるゴキゲンなロックンロール・ナンバー。続けて発表された「While We're Young」はレイド・バックしたミッド・テンポの1曲。こちらもヒューイのハスキー・ヴォイスにホーン、そして爽やかなハーモニーが印象的な作品である。

オリジナルの新曲の中には、ここ最近のツアーでファンの前で披露していたものもあるという。「俺たちは、別に急いで曲をリリースする必要はないんだ」ヒューイは昨年9月、インタビューの中で語っている。「ツアーで披露すればするほど、曲はどんどんタイトになっていく。だから、自分たちの作品の中でも最高なもののいくつかが本作に収録されていると思う」
この他にも、元々はウィリー・ネルソンの為にヒューイ・ルイスが作ったというカントリー風の1曲「One Of The Boys」も収録されている。

2018年、ヒューイ・ルイスのメニエール病による聴覚障害の為、予定していた全てのライヴを中止した彼ら。その影響により、彼らはツアーだけでなく本作のレコーディング期間も短くせざるを得なかったという。しかし、そうした困難な状況に置かれても、ヒューイ・ルイスは、持ち前の自由気ままさとウィットで向き合っているという。聴覚障害によって音程を取ったり、ピッチを合わせることが著しく難しくなっているというが、それでも彼は歌唱力を維持するために、毎日歌っているそうだ。「ポジティヴな部分に目を向けて、自分の創造性を失わないようにしないと」そう彼は語っている。「例え、二度と歌わないようにしても、状況が悪くなる可能性はあるんだ。結局のところ、俺は難聴になっただけで、死んだわけじゃないのさ」
ヒューイ・ルイス&ザ・ニュースの最新作『WEATHER』には、80年代から少しも変わらない、彼らの”ロックンロール魂”が漲っているのだ!

掲載: 2020年01月21日 15:58