Kadri Voorand(カドリ・ヴーラン)〈ACT〉からアルバム『In Duo with Mihkel Malgand』をリリース
エストニア生まれ、カリスマ性を漂わせるシンガー(作曲家/ピアニスト/即興音楽家)、Kadri VoorandのACTレーベル第一弾作品!
幼少のころから母親のフォーク・ミュージック・アンサンブルで歌い、クラシック・ピアノを習ったKadriは、タリンとストックホルムのアカデミーで、ジャズを学んだのち、エストニア・ミュージック・アワードの"最優秀女性アーティスト""最優秀ジャズ・アルバム賞"も受賞。俄然、注目を集めている今、本作は、マイルストーン的一作となること間違いありません。
タイトルにあるように、Mihkel Malgandとのデュオというミニマムな編成にして多彩な世界を表現。即興性にも富んだ自由なヴォーカルで、アコースティック・フォーク・ポップ、R&B、Soul、エレクトロ・ミュージックをシームレスにつないで表現。ECMを代表するノルウェイのヴォーカリスト、シゼル・アンデルセン的なエクスペリメンタルな世界あり、ジョニ・ミッチェルをほうふつとさせるポップさあふれるナチュラルでフォーキーな演奏あり、一方ではケイト・ブッシュあたりを思わせる狂気が混じる場面も。また自らのヴォイスを多重録音したコーラスとピアノをバックにマイケル・ジャクソンの"They Don't Really Care About Us"を構築するセンス、"Imagine"の一節も引用しながら、オノ・ヨウコ、ジョン・レノンへのリスペクトを思わせるM4などに見せるコンポジションのセンスなど、イマジネーションも実に豊かなものがあります。
ヴィクトリア・トルストイ、リグモア・グスタフソンらをシーンに送り出し、北欧のヒロイン的な歌姫セシリア・ノービーなども所属するACTから新たな魅力的ヴォーカリストの登場!透明感あふれる洗練された表現は、ITの先進国であり、バルト海に面したエストニアという土地に生まれたゆえか・・・現在33歳、今後も大いに楽しみなアーティストです。
【収録曲】
1. I'm Not In Love (3:58)
(music: Kadri Voorand & Mihkel Mälgand; lyrics: Kadri Voorand)
2. Ageing Child (4:16)
(music & lyrics: Kadri Voorand; arrangement: Mihkel Mälgand & Kadri Voorand)
3. Kättemaks / Revenge (4:41)
(music: Eeva Talsi; lyrics: Jaan Tätte; arrangement: Kadri Voorand)
4. Like Yoko And John (3:11)
(music & lyrics: Kadri Voorand)
5. Still In Love (4:40)
(music & lyrics: Kadri Voorand; arrangement: Kadri Voorand & Mihkel Mälgand)
6. They Don't Really Care About Us (3:53)
(Michael Jackson)
7. What If I Did Kill You (2:51)
(music & lyrics: Kadri Voorand; arrangement: Kadri Voorand & Mihkel Mälgand)
8. I Drove A 1,000 Miles (2:22)
(music: Kadri Voorand & Mihkel Mälgand; lyrics: Kadri Voorand)
9. Where Would You Be (3:13)
(music & lyrics: Kadri Voorand)
10. I Must Stop Eating Chocolate (1:54)
(music & lyrics: Kadri Voorand; arrangement: Kadri Voorand & Mihkel Mälgand)
11. Õhtu / Evening (3:38)
(music: Kadri Voorand; lyrics: Kersti Merilaas; arrangement: Mihkel Mälgand & Kadri Voorand)
12. I Stopped Time (5:16)
(music & lyrics: Kadri Voorand; arrangement: Kadri Voorand & Mihkel Mälgand)
掲載: 2020年01月31日 14:14