Sonny Landreth(サニー・ランドレス)約5年振りのスタジオ・アルバム『Blacktop Run』をリリース
現代スライド・ギターの巨人、SONNY LANDRETH(サニー・ランドレス)。大胆なダイナミックさを持つギター・プレイと、スライド・バーを使って繊細に奏でられる豊かな表現力、そのギター・スタイルはもちろんの事、ソングライティングやヴォーカル・ワークにおいても素晴らしい才能を持つ、とてつもなく総合力の高いアーティストである彼の通算14作目となるソロ・アルバムが完成した。2015年の『BOUND BY THE BLUES』以来、約5年振りのスタジオ・アルバム『BLACKTOP RUN』は、ルーツ・ミュージックのグルーヴに様々なジャンルやスタイルを織り交ぜた作品だ。
アルバムには、ハードなエッジが利いているエレクトリックのインストゥルメンタル・ナンバーから切ないアコースティック・バラードまで、10曲が収録されている。勿論彼のスライド・ワークも健在だ。本作でサニーは、久しぶりにプロデューサーのRSフィールドとタッグを組んだ。2000年の『LEVEE TOWN』、2003年の『THE ROAD WE'RE ON』、2005年の『GRANT STREET』などを手掛けた彼は、今作でサニーと共同プロデューサーであるトニー・ダグルとともにプロデュースを担当している。アルバムの大部分は、ルイジアナ州ラファイエットのヴァーミリオン川沿いにあるドックサイド・スタジオでレコーディングされた。「彼の才気とクリエイティヴなエネルギーによって、俺たちは新たなパワーを充電できた」RSフィールドと再び一緒に仕事をしたことについてサニーは語る。「彼は新しい、そして素晴らしいアイディアを提案してくれたが、それこそが自分たちの求めていたものだった。これ以上最高なことはないよ」
サニーと共にパワフルな演奏を聴かせてくれるのは、ベーシストのデヴィッド・ランソン(David Ranson)とドラマーのブライアン・ブリニャック(Brian Brignac)、そしてキーボード奏者&ソングライターのスティーヴ・コン(Steve Conn)。いずれもサニーのアルバムではお馴染みの顔ぶれだ。
『BLACKTOP RUN』には、サニーのトレモロ・アームを使用したプレイが聞けるスローなザディコ風ナンバー「Lover Dance With Me」から、ジャズ・ロックの要素がハードなエッジを利かせている「Groovy Godess」、そしてスティーヴ・コンのワーリッツアーとB3ハモンドをフィーチャーした「Somebody Gotta Make A Groove」などが収録されている。スティーヴ・コンが作った「Somebody Gotta Make A Groove」についてサニーは「これはブルース・スタンダードになる曲だ」と語っている。この他、地球の環境問題の最先端で闘っている勇気ある人々へ捧げた映像的なトリビュート・ナンバー「The Wilds Of Wonder」、さらにサニーにとっては実に久しぶりとなる”ギター・ソロのない曲”である「Something Grand」が本作にはフィーチャーされている。
グラミー賞に2回ノミネートされ、エリック・クラプトンのクロスロード・フェスティヴァルにも出演し、ギタリストからもファンからも多くのリスペクトと支持を集めているソニー・ランドレス。彼は早く新曲をライヴで披露したいと意気込んでいるという。ライヴではこれまで同様エレクトリックとアコースティックの両方を取り混ぜたセットとなるという。かのERIC CLAPTONをして「地球上で最も過小評価されているギタリスト」と称する彼の新たな魅力が溢れたアルバムの登場だ。
【収録曲】
01. Beyond Borders
02. Blacktop Run
03. Don’t Ask Me
04. Groovy Goddess
05. Lover Dance With Me
06. Many Worlds
07. Mule
08. Somebody Gotta Make A Move
09. Something Grand
10. The Wilds Of Wonder
掲載: 2020年02月21日 18:05