Maxence Cyrin(マクサンス・シラン)|2015年以来となるオリジナル・アルバム『Aurora』をリリース
ロックの名曲やポップス、エレクトロの音楽をメランコリックにアレンジした本格的ピアノ作品を発売し、オリジナル作品以外にも、アレンジやピアノカバーなどで注目されている、フランス人ピアニスト、マクサンス・シラン。彼がワーナー・クラシックスからの第1弾作品となるオリジナル・アルバムをリリースする。
2015年の『NOVO PIANO2』以来となるオリジナル・アルバム『オーロラ』は、ピアノに(ちなみに2種類のグランドピアノ、スタインウェイとファジオリが使用されている)、ストリングスのトリオに、様々な機材やサウンドやエレクトロニックなエフェクトを加えて制作された16曲のシリーズをまとめたものだ。 収録曲のうち4つの作品は、アップライトピアノで演奏され、ミュートペダルで映画のような、また神秘的な色合いを作り出し、細やかな面も感じさせる。まさにタイトル「オーロラ」を連想させる作品となっている。
マクサンス・シランは、この作品を完成させるま2年以上かけており、この時期を自ら"years of solitude"と呼んでいるが、最新作『オーロラ』は彼の新たな出発点となっている。 「初期のソロ・ピアノ作品を超えたもの、そしてミニマリズム、映画音楽、ニューウェーブをもう一度描きたかった。だから、このアルバムの作品は、ポップ・ソングと同じくらい短い。インスピレーションとなったのは、ベートーヴェンとドビュッシー、そしてフィリップ・グラス、アルヴォ・ペルト、坂本龍一、でも私には"pop brain"がベースにあるんだ。」
アルバムを作る過程で、マクサンス・シランは様々な影響を取り入れながら演奏した。エモーショナルであり、そして様々な対比を見せる感情がブレンドされた本作、まさにタイトルとなっている「オーロラ」のような情景が浮かぶような美しい作品となっている。
【収録曲】
1.Endless Poetry
2.Mer de velours
3.Larmes Glacées
4.A forest bird never wants a cage
5.Progressive Nights
6.Silk
7.The Old Lady
8.Nostalgia Pt. 1
9.Nostalgia Pt. 2
10.Dusty Raven
11.Tape
12.The Frenchman
13.Apollo
14.Aurora
15.Les eaux mortes
16.Polynomial-C
掲載: 2020年03月23日 18:20